楽天松井裕が今年も20S「感謝を忘れないように」

ピンチを何とか脱して脱し20セーブを挙げた松井裕(右)はウイニングボールを申し訳なさそうに10勝目の則本に渡そうとし、強奪される(撮影・浅見桂子)

<楽天7-5西武>◇6日◇コボスタ宮城

 楽天松井裕樹投手(20)が2年連続で20セーブを挙げた。

 「20セーブという数字に喜びはないが、野手や先輩ピッチャーのおかげで達成できた数字という意味では、感謝の気持ちを忘れないようにしたい」と、チームメートへの思いを語った。

 粘りに粘って手にしたセーブだった。7-4の9回、満を持してマウンドに上がったが、1死満塁から森に適時打を許し2点差に。長打を浴びれば逆転のピンチで山川、浅村を連続で三振に打ち取り、窮地を脱した。「こういう展開になってしまったけど、則本さんはお世話になっている先輩だし、10勝してもらえてよかった」と、自身の記録よりもエースの結果を喜んだ。