ソフトバンク加速失敗、連勝直前9回吉村痛恨エラー

9回裏ロッテ2死一、二塁、福浦の打球をファンブルする一塁手吉村(撮影・狩俣裕三)

<ロッテ3-2ソフトバンク>◇14日◇QVCマリン

 連敗を脱出したソフトバンクに、悪夢が待っていた。2点リードの9回裏2死一、二塁。ロッテ福浦が放ったボテボテのゴロを一塁を守る吉村がファンブル。痛恨の失策で満塁になった。流れは変わり、続く鈴木に同点の2点適時打を浴びた。「見ての通りです。昨日勝って、勢いをつけていく試合で最後の最後に…。裏切ってしまって言葉がない」。腰痛の内川の代役として、今季初めて一塁でスタメン出場。悲劇の主人公は絞り出すように言った。

 延長戦は完全に劣勢だった。10回にバリオスが1死満塁のピンチを招き、森福にバトンタッチするも角中に犠飛を打たれ、今季7度目のサヨナラ負けを喫した。工藤監督は「ああいうことが起こるんだな。野球って、難しい。吉村は一塁も三塁も守れるし、バント処理もできる。慌てたかもしれないが、責めるのはかわいそうだ」と語った。

 3カード連続の負け越しで、日本ハムとのゲーム差は2に縮まった。内川の復帰も不透明な状況だが、工藤監督は「ウチはまだ上にいる。一番、優勝に近いところにいる。悪いことは重なるが、それをのみ込んで、次の戦いに向け、やっていくしかない」と自らを鼓舞するかのように言った。【田口真一郎】