広島明日にもM23点灯 新井リーグトップ85打点

阪神対広島 7回表広島1死、左越え本塁打を放ち、笑顔でベースを回る新井

<阪神2-7広島>◇17日◇京セラドーム大阪

 いよいよマジック点灯だ! 広島が得意の逆転劇で阪神を一蹴し、巨人とのゲーム差を7・5に広げた。7回1死で、ベンチスタートだった新井貴浩内野手(39)が代打で15号ソロを放ち、リーグ単独トップの85打点とした。2年ぶりの代打アーチで、チームは3連勝。早ければ、明日19日にも優勝マジック「23」が点灯する。

 止まっていた二塁で少しだけ表情を緩め、広島新井が残りの半周を回り始めた。2点リードの7回1死。次の1点が勝負を左右する局面で、代打で登場。カウント1-2からの6球目をとらえた。前でさばいた打球は左翼ポール際へスタンドイン。だが跳ね返った打球を阪神守備陣が処理したため、新井は二塁で止まっていた。あらためて確認し生還した。

 「打ったのはスライダー。よく飛んでくれましたね。追い込まれていたので、コンパクトにいった」

 14年5月21日オリックス戦(京セラドーム大阪)以来、プロ10本目の代打本塁打。この日は阪神先発が藤浪だったため、松山、天谷がスタメン出場。前日本塁打を含む2安打3打点だった新井はベンチで声をからしていた。藤浪が交代すると早速代打で出場。緒方監督が「うちらしく1点ずつかえしていけた」と言ったように“伏兵”の活躍も見逃せないが、新井の2戦連続の15号で決着をつけた。

 これでヤクルト山田を置き去り、85打点でリーグトップに躍り出た。本人は「全然気にしていない」と相変わらずだが、好調のチームを象徴する荒稼ぎだ。もちろん前日16日には食堂スタッフにも差し入れを送るなど、気配りも忘れない。通算得点も999とし、大台に王手をかけた。

 8回の攻撃前には、ビジョンに他球場情報が映し出され、巨人の敗戦を確認した左翼スタンドが沸いた。2位巨人とは7・5ゲーム差。最短19日にも優勝へのマジックナンバー23が点灯する。勢いは加速していく一方だ。【池本泰尚】

 ▼広島は早ければ明日19日にも優勝マジックが点灯する。巨人が18日中日戦、19日阪神戦で●●、18日に試合のない広島が19日ヤクルト戦○を条件にM23が出る。