ドラフト目玉田中正義が復調 スカウト陣もひと安心

創価大・田中正義(写真は2016年4月5日)

 今秋ドラフトの超目玉右腕、創価大の田中正義投手(4年=創価)が21日、完全復調をアピールした。

 東京・八王子市内の同大グラウンドで行われた練習試合の近大産業理工学部戦に先発。右肩痛での戦線離脱後、初の実戦で3回を38球、最速154キロをマークし無安打無失点に抑えた。

 プロ注目の田中の好投に、各球団のスカウト陣もひと安心の様子だった。巨人吉武スカウトは「球も良くて力強かった。今後も、長いイニングでのスタミナ面も含めてチェックしていきたい」。

 ソフトバンクの山本スカウトは「順調どころじゃないですね。一番いい状態に近い」と絶賛。阪神中尾スカウトも「まだ目いっぱいの感じではない中でこれだけ投げられれば十分でしょう」と話した。