<中日0-4広島>◇13日◇ナゴヤドーム
恐怖の8番誕生か!? 広島石原慶幸捕手(37)が4回1死満塁から走者一掃の適時二塁打を放った。開幕から低打率だったが、9月に入り打撃好調。クライマックス・シリーズ、日本シリーズをにらんだ外国人2選手が並ぶ新打線に、8番石原が復調すれば打線の厚みはさらに増す。
1死満塁で初球の甘く入ったツーシームを石原は見逃さなかった。捉えた打球は左中間を真っ二つ。新井、鈴木に続いて、一塁走者エルドレッドも生還した。9月に入り、別人のような打撃を見せる守備職人が、先発ジョンソンを強力援護した。
9月に入り、打撃低調だったベテランが“確変”を起こしている。この日4打数1安打で、9月の月間打率は3割4分8厘。開幕から打率1割台の低空飛行を続けていたバットから急に快音を響かせている。V字回復にも「数多く援護したい。今まで迷惑をかけてきた」と表情を引き締める。
この日は4月16日巨人戦以来、ルナとエルドレッドの両外国人が打線に並んだ。この先のクライマックス・シリーズ(CS)、日本シリーズをにらんだもの。今季は1番から7番まで2割7分超の打率をマークする。この日のように新打線が機能すれば、よりチャンスで8番に回る。「打てば楽に投げられるので、しっかりやっていきたい」。正捕手の打撃が開眼すれば、ビッグレッドマシンガンの威力はさらに増す。
持ち前のインサイドワークもさえた。来日からずっとバッテリーを組む先発ジョンソンとの息はピッタリ。140キロ台後半の直球と110キロ台のカーブを有効に使い、今季最多12三振を奪う快投を導いた。緒方監督は「彼の場合はリード。しっかり0(点)で抑えてくれて良かった」と安定した守備面を高く評価した。【前原淳】