富士大が神宮大会出場 阪神ドラ2小野が4安打完投

胴上げされる富士大・小野(撮影・高橋洋平)

<大学野球東北地区代表決定戦:富士大7-1仙台大>◇23日◇決勝◇仙台市民

 富士大(北東北1位)が仙台大(仙台6大学1位)を7-1で下し、2年ぶり3度目の明治神宮大会(11月11日開幕)出場を決めた。

 阪神から2位で指名された最速152キロ右腕・小野泰己投手(4年=折尾愛真)が2日連続で先発し、9回で142球を投げ4安打10奪三振1失点で完投した。

 この日、最速149キロを計測したタフネス右腕は「腕だけじゃなくて、体全体を使って投げている。疲れが一点に集中しないで分散している。下半身や体幹を意識している」と説明。2日連続で視察した担当の阪神葛西稔スカウトは「疲れた表情を見せてない。体に無駄な力が入ってない。力まないで投げて150キロ近く出せている」と目を細めた。