楽天森原“新7回の男”昨季崩壊中継ぎ陣の救世主だ

7回裏を3者凡退で終え、笑顔でベンチに戻る楽天ルーキーの森原。左は銀次(撮影・野上伸悟)

<オリックス4-13楽天>◇1日◇京セラドーム大阪

 楽天に頼もしい「7回の男」が現れた。ドラフト5位ルーキー・森原康平投手(25)が1日、オリックス戦(京セラドーム大阪)の7回に登板し、3人でピシャリ。前日3月31日の開幕戦でも7回を無失点に抑えており、開幕から2戦連続零封の好救援を決めた。昨年は救援陣の不振で終盤の継投に苦労したが、森原の出現もあり、今年は「勝利の方程式」をつくれそうだ。

 カウントがスリーボールになっても全く表情が変わらなかった。7回から3番手で登板した森原は、2人を打ち取ったあと、オリックス安達に対してボールが先行した。並の新人なら、腕が縮こまってしまうが、森原は違う。簡単に2ストライクを奪い、最後は140キロ後半の速球で二ゴロに打ち取った。

 「今日は点差もありましたから。昨日の方が緊張しました」。前日の開幕戦は同点に追いつかれた直後に登板。この日は5点差あった。とはいえ、逃げ切りに重要な7回を任され、期待に応えたことには間違いない。「表情が変わらない? いつもこんな感じですから」。さらりと言った。

 最速151キロの速球とスライダー、フォークが武器。オープン戦では5試合に登板し、6イニングで自責点1、何より無四球だったことで評価を高めた。開幕戦そしてこの日と、首脳陣から「7回に行くから準備をしとけ」と言われていたという。梨田監督も「連投になったけど動じないね。まあ、年を食っているから」と安定感を認めた。

 昨年は継投に苦労した。救援陣の防御率はリーグワーストの4・53。上位浮上には立て直しが必要で、特に守護神松井裕までつなぐ7、8回を誰に任せるかがポイントだった。「チームを勝たせるために楽天に来ました!」。ファンへの新人お披露目のイベントで、マイクをとって堂々と宣言した森原。「2試合抑えましたけど、まだ下位打線ばかり。主力のバッターとは対戦していませんから」。この落ち着きぶりが頼もしかった。【沢田啓太郎】

 ◆森原康平(もりはら・こうへい)1991年(平3)12月26日生まれ、広島県出身。山陽-近大工学部-新日鉄住金広畑をへて、16年にドラフト5位で入団した。浜崎あゆみの大ファンで、今年1月の入寮時にはタオル、DVDを持参した。185センチ、88キロ。右投げ左打ち。