巨人亀井善行外野手(34)がベンチの期待にひと振りで応えた。3-2と1点を勝ち越した6回1死二、三塁で、岡本の代打で登場。「吉見君なので1球しかない」と中日吉見の初球、内角直球を強振。一塁線を破る2点適時二塁打を決め「監督の期待に応えたいというのもあるし、和真(岡本)は成長していく選手なので和真の気持ちもあるから打たないと、って思った。良いところに抜けてくれた。やっと開幕したと思いました」とほほ笑んだ。

 バットの後は、足でも期待に応えた。1死一、三塁では、大竹寛の犠打に三塁ゲレーロが猛チャージして生まれた隙を突いて、本塁を陥れた。「投手の前にいったら(本塁を狙うのは)止めようと思っていたけど捕手前だったので。ゲレーロ(の動き)についていったら何とかなるだろうと思った。うまくいきました」と納得顔で振り返った。

 代打の切り札としての備えは、高橋監督の現役時代を参考にした。「ずっと(ベンチ)裏にこもっていると照明とかもあるので」と、5回までは試合を見て、照明の明るさに目を慣らした。1度しっかり汗をかき、試合終盤に訪れるであろう勝負どころの出番に備えた。「由伸監督の現役時代の動きを見ていたのでまねをしました」。代打としても活躍した指揮官の準備の手順を踏んで備え、最高の結果を残した。適時打に喜ぶ指揮官の姿に「それが一番うれしい」と喜びをかみしめた。