阪神梅野、3安打も際どいボール判定にリード苦しむ

1回表阪神2死満塁、中前へ2点適時打を放つ梅野(撮影・清水貴仁)

<広島9-8阪神>◇1日◇マツダスタジアム

 3打点猛打賞も勝利につながらず…。阪神梅野は5時間24分の激戦でマスクをかぶり抜き、さすがに疲労を隠せなかった。両チームで延長含め計27個の四球が記録された乱戦。試合序盤からことごとく、ストライクゾーンいっぱいの際どい1球がボールと判定された。阪神側からは計13四球を献上。相手も同じ条件とはいえ、リードに苦しんだ事実は否めない。最後は延長10回サヨナラ負けを喫し、悔しさが募った。

 「(最初にストライクを)取ってくれないとなれば、取ってはくれない。ゾーンの中でファウルを取るとか球威で押すとか、振らせるとか、そういうことができたら良かったんですが…」

 打ってはしぶとく広島投手陣に食らいついた。2点リードした直後の1回2死満塁では中前2点打。右腕岡田に2ストライクと追い込まれながら、高めのつり球をライナーで運んだ。1点リードまで追い上げられた6回2死満塁では遊撃に高いゴロを転がすと猛ダッシュ。適時内野安打に相手の悪送球も加わり、一気に2点を追加した。8回、10回にはいずれも無死一塁から犠打に成功。8番打者としてはこれ以上ない働きを続けたが、2連勝をもぎ取れなければ表情は曇る。

 今季初安打からのヒット3本。自らの数字よりもチームの勝利を欲するのが、捕手のさがだ。すぐに今日2日の次戦に気持ちを切り替えたのだろう。厳しい顔つきのまま、球場からバスに乗り込んだ。【佐井陽介】