中日森監督「荒木で勝った試合」ベテランの走塁絶賛

8回表中日1死、荒木は左二塁打を放つ(撮影・宮崎幸一)

<阪神1-2中日>◇18日◇甲子園

 中日が接戦を制し、連敗を3で止めた。

 1-1の8回、荒木が1死から二塁打で出塁し、平田の右越え二塁打で勝ち越し。阪神打線を8回途中まで1失点に抑えた先発ジョーダンの力投に報いた。左腕のあとは三ツ間、岩瀬とつなぎ、9回は田島が抑えて9セーブ目。

 7日にもチームの連敗を6で止める白星を挙げていたジョーダンは「何とか自分で止められるようにと思ってベストを尽くしたよ」と満足そうだった。

 前日17日はチャンスを生かせず、8回2失点のバルデスを負け投手にした。この日も得点機は少なかったが、5回に8番松井雅の二塁打からチャンスを広げ、京田の投手ゴロの間に1点を奪って同点。8回も平田が好球必打でしとめた。

 森監督は「荒木で勝った試合。いいムードを作ってくれた」と好走塁で二塁を奪い、決勝点を導いたベテランを絶賛。沈んでいた空気を払拭(ふっしょく)してナゴヤドームに戻れるのは大きい。【柏原誠】