開幕5連勝中だった阪神ランディ・メッセンジャー投手(35)が、8回2失点で今季初黒星を喫した。序盤は110キロ台のカーブを決め球に三振を量産。中盤からはこの日、精度のあったフォークを武器に中日打線を苦しめた。「内容は良かった。5回にああいう形で点を取られたのが残念だった。長いイニングを投げても負けたら悔しい」。1点リードの5回に失った1点は、1死三塁で中日京田を高いバウンドに打ち取った投ゴロの間に生還を許した不運なもの。8回は荒木、平田の連続二塁打を浴びて決勝点を奪われた。

 負け投手にはなったが、この日奪った三振は12個。奪三振数で巨人菅野を上回り、再度トップに躍り出た。また通算奪三振数は1182。井川慶を抜き、球団歴代6位に浮上した。