<日本生命セ・パ交流戦:日本ハム3-5広島>◇8日◇札幌ドーム
日本ハムの終盤の追撃も及ばなかった。広島3回戦(札幌ドーム)は、8回に1点差まで詰め寄ったが、あと1歩が遠かった。代打攻勢に出た7回無死一、三塁の好機も無得点。リーグ首位打者・近藤の“不在”も響いた。栗山英樹監督(56)は「最悪の状況」。5連敗で、首位楽天とのゲーム差は今季最大の15に広がった。
無死一、三塁の好機をつくった7回、松本が遊飛に倒れると、指揮官はカードを切った。矢野、大野の代打攻勢。だが最大の切り札であるはずの近藤の名がコールされることはなかった。「今日まで我慢すれば、明日からはいけそうだと判断した」。張りを抱える右太もも裏や腰の状態は、徐々に回復気配を見せているという。長期で離脱させないために、断腸の思いで起用を見送った。
打線の中心に座る中田は、6回2死一、二塁、8回無死二塁の好機に沈黙。この日はロングティーでの調整に変え、試合前の打撃練習をあえて行わなかったが、効果はなかった。13打席無安打と不振は深刻で「どうでもええわ。話にならん。(ロングティーは)もうやらん。ここまできたら、どうにでもなれって感じ」。練習法にも悩み、自暴自棄になった。
63年西鉄が14・5ゲーム差をひっくり返して優勝したのが、球界に残る最大の逆転劇。ついに限界点を超えた。早ければ明日10日にも自力Vが消滅する可能性もある。今日9日からは13連敗中の巨人が相手。指揮官は「相手も苦しいけど、こっちも大変な状況なので」。泥沼から、なんとか先に抜け出す。【本間翼】