阪神福留がチーム5試合ぶり適時打 反攻の7月だ

阪神対ヤクルト 5回裏阪神1死二塁、左前適時打を放つ福留(撮影・田崎高広)

<阪神3-4ヤクルト>◇6月30日◇甲子園

 阪神福留孝介外野手(40)がチーム5試合ぶり、47イニングぶりとなる適時打を放ってナインを鼓舞した。3点を追う5回、1死二塁で左前に落とした。最後まで諦めずにやるしかないかと問われた福留は、力強く「そりゃそう」。不振に苦しんだ6月に別れを告げ、反攻の7月に向かう。

 気持ちがボールに乗り移った。福留がチーム5試合ぶりとなる適時打を放った。5回、1死二塁の場面だ。1ボールからブキャナンの内角球を振り抜き、左前に落とした。ボールが芝生にはずむと二塁走者の上本は三塁ベースを蹴って本塁へ突入。左足で滑り込んだ。

 阪神のタイムリーは6月23日広島戦の3回2死一、三塁で糸井が中前打を記録して以来、実に47イニングぶり。負の連鎖をキャプテンが断ち切った。

 28日中日戦は今季初めて4番から外れて5番で出場。タイミングを取りやすくするため、全打席バスターの構えで打ちにいくなど必死だった。29日の「休養日」を挟んで迎えた本拠地甲子園のヤクルト戦。再び4番に戻った一戦で、なんとか局面を打開したかった。

 「激動」の6月が終わった。6日のオリックス戦からは、チーム事情もあり国内では14年ぶりとなる左翼を任されることになった。右手中指の負傷もあってイメージするスイングができない…。もどかしさとふがいなさに苦悶(くもん)する毎日だった。

 「そりゃそう」

 最後まで諦めずにやるしかない? そう問われた福留は力強く言った。21試合で月間打率1割5分2厘、0本塁打、3打点。どん底だった6月に別れを告げ、反攻の7月に向かう。【桝井聡】