中日鈴木ホロ苦、本拠初勝利 初完封目前被弾を反省

9回途中2失点で5勝目を挙げた鈴木(撮影・前岡正明)

<中日7-2ヤクルト>◇4日◇ナゴヤドーム

 中日鈴木がホロ苦い本拠地初勝利を挙げた。7-0で迎えた9回1死一塁。バレンティンに、ど真ん中に甘く入ったフォークを左翼スタンド中段に運ばれ、プロ初完封が消えた。続くグリーンに遊撃へ内野安打。6番荒木に四球を与え、完投もなくなってしまった。それでもプロ最長の8回1/3を2失点。投じた130球もプロ最多。チームトップに並ぶ自身が設けたノルマの5勝目を挙げた。

 台風3号の影響で05年実数発表後、最低の観客数1万9739人となった。しかし、チームの3連敗を止め、初のナゴヤドームでのお立ち台に立った13年ドラフト1位右腕には拍手喝采だった。5回の攻撃ではプロ初安打となる適時打もマーク。「最後まで投げ切れたら一番良かったけど、体力がなかった。ナゴヤドームで勝てて一番うれしい」と笑顔で応えた。

 もちろん反省も忘れない。ワーストタイの6四球は、いただけない。森監督は「点差があったから期待したけど、そう簡単に完封完投はできない。いっぱい知らない鈴木君がいた」とチクリ。鈴木も「完封するだけではなく、四球をどうやってなくしていくかを考えていきたい」と課題を認識する。22歳は1歩1歩、成長の階段を上っていく。【宮崎えり子】