阪神大和右脇腹痛で抹消へ、ケガ相次ぐチームに痛手

2回裏阪神2死、大和は一塁へ駆け込み内野安打とするが、3回表の守備から交代となる。カバーは大瀬良(撮影・宮崎幸一)

<阪神3-5広島>◇16日◇京セラドーム大阪

 阪神大和内野手(29)が広島戦(京セラドーム大阪)で右脇腹を痛めて負傷交代し、出場選手登録抹消が濃厚となった。7番遊撃でスタメン出場したが、3回の守備からベンチに退いた。2回の1打席目には一塁内野安打を放っていた。試合後、球団は「右脇腹の軽い張りで大事を取って交代した」と発表。試合途中に大阪市内の病院で検査を受けた。大和は「大丈夫です」と話すにとどめた。

 大和は今季80試合に出場している。守備のスペシャリストとしてのイメージが強かったが、プロ12年目で初めてスイッチヒッターに挑戦した。夏場から遊撃のレギュラーとして定着。打率2割8分1厘とバットでも貢献している。阪神はメッセンジャーの右足骨折などケガ人が相次いでおり、大和も離脱となればチームにとっては大きな痛手となる。