石井一久氏「息子のように…」/球界からも悼む声

石井一久氏

 野村沙知代さん(享年85)の死去を受け、球界からも悼む声が寄せられた。

 星槎国際湘南(神奈川)土屋恵三郎監督は、訃報に絶句しつつ、開口一番「忠克は会えただろうか」と言った。沙知代さんの三男でヤクルト2軍コーチの克則氏(44)の長男の忠克選手は、同校野球部の1年生。「たまたま今日、インフルエンザの影響で、寮生をみんな実家に帰したんです」と続けた。入学時には人づてながら、沙知代さんから「土屋監督の下で野球をやらせられて安心です」と言われたという。

 沙知代さんがオーナーを務めた野球チーム・港東ムースから、G・G・佐藤が当時監督を務めた桐蔭学園に入学するなど、親交があった。「お弁当を確認して食べさせたり、お餅に納豆をのせて食べさせたり、とにかく野球に情熱をもって指導していた方。来年には忠克の活躍を見られるんじゃないかと、楽しみにしていたのですが。ご冥福をお祈りします」と話した。

<球界関係者のコメント>

 ◆広瀬叔功氏(南海時代、野村氏とチームメート) お互い年を取ったので、同年代の人たちが亡くなっていくのは寂しい。ノムやんも気を落とさないで、しっかり生きていきましょう。

 ◆松井優典氏(ヤクルト、阪神、楽天で野村監督の参謀) 今年、足の骨折で入院して花を送ったら電話が来た。元気そうな声で安心したんだけど。中元の礼状も今年もらったし。いろんなところで助けてくれた。寂しい。

 ◆野球評論家で元ヤクルトの古田敦也氏(野村監督の指導で球界を代表する捕手に) いつも明るく激励していただきました。アンタが頑張らなきゃ勝てないんだから、しっかりしないと、と。ご冥福をお祈りします。

 ◆楽天池山2軍監督 ヤクルト時代、そして楽天イーグルスにコーチとして来てからも大変お世話になりました。いつもお会いするたびに「克則よろしくね」と言われていたことを思い出します。

 ◆野球解説者で元ヤクルト石井一久氏(入団時の監督が野村監督) 沙知代夫人には、入団した時から他の選手以上に気にかけてもらい、克則と同い年だったこともあり、息子のようにかわいがってもらった思い出があります。最近はお会いできていませんでしたが、とても残念です。