プロ野球経験者が学生野球指導者になる資格を得るための研修会が8日、東京都内で開かれ、元中日の山本昌氏ら81人が受講した。

 元プロ選手が高校生や大学生を指導するにはプロ、アマ双方の研修を受け、学生野球資格を回復する必要がある。この日はプロ側の日本野球機構(NPB)主催の研修で、過去にプロ、アマの交流が断絶した経緯や高校生のけが防止などについての講義が行われた。

 山本昌氏は「32年間プロでお世話になり、得た技術を若い世代に伝えたい。体のできていない子どもたちにどう指導するか勉強しないと」と話した。アマ側が開く研修会と適性審査を経て資格回復が認められる。