ソフトバンク上林「内川流極意」取得で全試合出場だ

ノックを受けるソフトバンク上林(撮影・栗木一考)

 ソフトバンク上林誠知外野手(22)が「内川師匠の極意」で全試合出場を狙う。29日、今年初めて福岡・筑後市のファーム施設を訪れ自主トレ。シーズン終盤に失速した昨季からのレベルアップを誓った。

 このオフは4年目となる内川の下での自主トレで、元陸上選手の秋本氏を招いて走法の指導を受けるなど、新たな取り組みも行った。「新しいことを取り入れるのはいいこと。去年までの自分とは違う」と成長を実感する。その中で「今年はそこが課題」と話すのが、不調時をいかに打開するかだ。

 ブレークした昨季は前半戦を2割8分6厘で終えたが、夏以降に調子を崩し最終的には2割6分まで打率を落とした。「どうすればいいかわかってはいても、難しい」ともがき苦しんだ。そこで今季は「内川さんはすごい。頭と体を連動させることを簡単にやってしまう」と尊敬する師匠から極意を学んだ。「調子が悪くなると、体がボールに向かっていってしまう」という癖を直すため、内川が実際に行っている「大きくロングティーで打つ」などの具体的な対策を習得。引き出しを増やし、年間を通して波を作らないつもりだ。

 昨季は134試合に出場したが、まだレギュラーだという意識はない。「どのメンバーでもやることは変わらない。初日からとばしていこうと思っている」と主力ぞろいのA組キャンプで存在感を示す意気込みだ。「期待はしてますけどね、自分に」と話す表情からは、さらなる飛躍への自信がにじんでいた。【山本大地】