日本ハム上沢が、開幕ローテーション入りへ快投を見せた。ラミゴ戦に先発し、3回無安打0封。直球を軸に、カーブなどの緩急で揺さぶった。3三振を奪い、フライで打ち取る持ち味も発揮。「自分ではよく分からないんですけど…。良い感じで投げられました」。控えめに、手応えをかみしめた。
光明を見いだした。今季初登板から前回までの3試合で、いずれも得点を許し計5失点。この日は「試合の中でゲームの流れをつくって、変な力みもなくスッと入られた」。先発時のルーティンをこなし、まっさらなマウンドでインパクトを残した。開幕投手候補の有原が右肩炎症で離脱し、先発ローテーションの軸が不在。新外国人右腕のマルティネスや高梨、加藤らもアピールする中で、上沢も確かな目標として見据えている。
16年の右肘手術を経て、昨季4勝を挙げた。覚悟は強く、1月には鹿児島・徳之島で初の自主トレ。月の初めからブルペンでは90球前後を投げ込み、投球感覚を取り戻してきた。シーズンに向け「先発として、しっかり抑えられたのは良かった。もっと長いイニングを意識して抑えられるようにしたい」。7年目の完全復活へ、余念なく突き進む。【田中彩友美】