ソフトバンク東浜巨投手(27)が開幕前最後のマウンドで不安を残した。2軍戦に先発し、5回途中8失点でKOされた。
初回から制球が定まらず、不安定な投球が続いた。1回2死三塁から高橋大の打球がポテンヒットとなり、いきなり先制を許した。2回には走者はいなかったが、珍しく捕手の谷川原も取れないほど頭上高くに大暴投する場面もあった。4回には小窪の3ランなどで4失点。5回は2死から四球を出し、目安としていた100球を超えたところで久保2軍投手コーチから交代を打診されたが志願して続投。しかし盗塁と安打で8点目を失ったところで降板した。
東浜は悔しそうな表情で「これが今のぼくの現状だと思うので、素直に受け止めるしかない」と唇をかんだ。慣れない球場、普段とは違うバックの守備陣という要素はあったが「言い訳になる」と乱調の理由にはしなかった。
開幕2カード目、4月3日西武戦(メットライフドーム)での先発が決まっている。「ここまでバランスが崩れたことはなかったので、どういうシーズンになるか不安になるところはある」と率直な心情を明かした。それでも「これから悪くなることはない。今がどん底だと思う。これがシーズンじゃなくて良かった。うみをだし切ったと思って。1週間で修正したい。腹をくくってやるしかない」と自らに言い聞かせるように、前を向いて話した。
ヤフオクドームで知らせを聞いた工藤監督も「心配してるよ。2軍でボコボコにされりゃね」と厳しい表情で話したが、高く期待する右腕をいい状態で開幕に送り出すべく「ちょっとした修正でできると思う」と自ら助言することをほのめかした。【山本大地】