ソフトバンク内川1号やっと出た、2000安打へ6

オリックス対ソフトバンク 8回表ソフトバンンク1死、本塁打を放った柳田(左)を迎える内川(撮影・渦原淳)

 2000安打を目指すソフトバンク内川聖一内野手(35)に、ようやく今季1号が出た。オリックスのドラフト1位田嶋から、左翼席へのソロ本塁打。11年にソフトバンク入りして以降では2番目に遅い今季23試合目、97打席目での1発に「恥ずかしくなりますね」と話した。

 6回先頭、対田嶋の第3打席。初球の高め直球にバットを出した。後方に高く上がるファウル。「力強く振れた。あれで、行けるかもと思った」と手応えをつかんだ。2球目の変化球を見送り、3球目。再び高めに来た直球を捉えると、高い弾道が上がった。打球はなかなか落ちて来ずに、そのまま左翼席前列へ。打った内川自身も、塁を回りながら驚きの表情を浮かべた。「レフトフライかなと思いましたが、ホームランになってくれました。たまたまですね」。

 今季はここまで打率2割台前半。本来の打撃がなかなかできず、凡退の際に暗い表情を見せることもあった。4月中旬のある試合前練習中には、本塁打が出ていない現状に「オレだけだよ」と、ボソリと話したこともあった。工藤監督は「1本出て、本人もホッとしているでしょうし、徐々にですね」と思いを代弁した。

 2000安打まであと6本。今日1日からは9連戦真ん中のカード、ロッテとの3連戦を千葉で戦う。「チームが勝たないと。そこがすべて」。この日の敗戦には悔しさをのぞかせた。次は勝利に導く一打でカウントダウンを進めたい。【山本大地】

<内川ここがすごい>

 オリックス藤井打撃コーチ(1軍打撃コーチで6年間指導)「ストイックですごくできあがっている選手。でも、こういう打ち方になっていると話すと熱心に聞いてきた。向上心というか、常によくなろうとしている」