<巨人3-1阪神>◇9日◇東京ドーム
手にした勲章を、白星で飾ることは出来なかった。阪神ランディ・メッセンジャー投手(36)は6回5安打3失点と粘りの投球も、2敗目を喫した。「初回さえなければいい投球だったと思う。初回がすべて。残念です」と悔やんだ。1回1死から四球と大山の野選でピンチを背負い、2死から岡本、亀井に連続適時打を浴びて2失点。主導権を握られた。
2回以降は走者を背負いながら粘投。攻撃陣も5回に1点を奪って接戦の展開に持ち込んだ。ただ6回に亀井にソロを被弾。点差を広げられた。「うまく打たれた。展開的にあれが自分がとられた点。(打たれて)1-1だと思うから、初回が悔やまれるね」。それでも6回3失点の最低限の仕事を果たし、金本監督は「良さも出てきた。初回のあのプレーがなければ。悪いなりに試合を作ってくれたと思う」と評価した。
試合前には新しく勲章を手にしていた。3、4月度の「日本生命月間MVP賞」を受賞。3月30日の開幕戦で勝利するなど4勝1敗、防御率1・82の好成績。3度目の受賞は阪神ではバース、スタンリッジを抜いて単独最多となった。トロフィーは米国・テネシー州の自宅に飾ると言い「トロフィールームがあるんだ。オフに持って帰って、そこに並ぶことになるね。今までのも全部あるよ。チームメートに感謝したいね」。勝敗はもちろん、試合をつくるのがメッセンジャーの持ち味。次戦で、白星を添えてみせる。【池本泰尚】