<日本生命セ・パ交流戦:阪神0-1ソフトバンク>◇29日◇甲子園
熱投も実らなかった。阪神メッセンジャーは8回3安打無失点も、打線の援護に恵まれず8勝目はお預けとなった。降板後もベンチで声をからしたがチームも敗れ「チームスポーツですから、負けてしまったことが悔しいです」と暗い表情で振り返った。
ねじ伏せた。1回に中村晃、柳田に連打を浴びて背負った2死二、三塁が唯一のピンチ。だがデスパイネに3球連続のカーブを投じて見逃し三振に打ち取ると、以降はリズムに乗った。140キロ後半の直球にカーブも有効に使い「考えていたプランを梅野とも話して、それを遂行出来た。いい間合い、リズムで投げられた」と振り返った。119球の熱投で、日本一打線を封じた。
107球を投じた後の7回の攻撃では、無死一塁で打席が回ってきた。代打も考えられる場面だったが、そのまま打席に。ベンチの判断を意気に感じ、きっちりバントを決めた。
口癖のように「いい時期も、うまくいかない時期もある。それも野球」という。チームを背負うエース。逃した8勝目よりも、チームの敗戦を悔しがった。【池本泰尚】