小川監督「必死に」交流戦勝率5割確定も引き締め

ヤクルト対オリックス 4回裏ヤクルト1死満塁、バレンティンの適時打で生還した山田哲を笑顔で出迎えを受ける小川監督、宮本ヘッドコーチ、石井コーチ(撮影・柴田隆二)

<日本生命セ・パ交流戦:ヤクルト9-5オリックス>◇10日◇神宮

 ヤクルトが5カード連続の勝ち越しで、09年以来となる交流戦の勝率5割以上を確定させた。

 初回に荒木の適時二塁打などで3点を先制すると、3回にはバレンティンが16号3ラン。4回にもバレンティンが2点適時打を放ち、8回に途中出場の田代が移籍後初となる1号ソロでダメ押しした。9回に中継ぎ陣が攻め込まれて4失点したが、最後は守護神石山が締めて9セーブ目。先発小川は7回1失点(自責0)で2勝目を挙げた。

 小川淳司監督は「石山は落ち着いていた。良く投げてくれた。小川は投げ方が前回と違っていて、躍動感があった。ボールも良かった。打つべき人が打って、投げるべき人が投げた」と投打のヒーローを称賛。交流戦の勝率5割以上を決めたことには「気にしていない。1試合1試合、必死に戦っていかないといけない。7試合も残っているし、5割を目指しているわけじゃないので」と引き締めた。