【とっておきメモ】実直な室伏スポーツ庁長官 額に入れた吉田との紙面飾る

長官室に飾られた額入りの本紙紙面を手に笑顔を見せる、室伏広治スポーツ庁長官(右)とオリックス吉田正(球団提供)

<火曜B とっておきメモ>

日刊スポーツはオリックスの25年ぶりリーグ優勝を記念し、「火曜B」と題したスペシャル企画を1月末までの毎週火曜日にお届けします。第7回はオリックス吉田正尚外野手(28)と04年アテネ五輪陸上男子ハンマー投げ金メダリストで、スポーツ庁の室伏広治長官(47)との師弟物語です。

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律義な鉄人同士は、互いに通ずるものがある。オリックス吉田正尚外野手(28)が、16年オフに届けた1通の手紙が、スポーツ庁長官・室伏広治氏(47)のハートを打ち抜いた。

熱意の込められた文章に心を動かされ、多忙の中でスタートした「鉄人合同トレ」は17年から始まった。コロナ禍になる前の、19年オフまでは東京都内で独自トレーニングを報道陣に公開していた。

室伏氏が編み出した独特の練習方法である「エアハンマートレ」は、体幹強化が主な目的。重さ10キロのハンマーを振り下ろし、途中でピタっと止める。「やってみたい人いますか~?」の室伏氏の声に即座に反応し、実際に体験させてもらったのが、懐かしい。

貴重な経験のお礼に、紙面を送り、手紙を添えた。しばらくすると…室伏氏から連絡をいただいた。今では、額に入れた紙面をスポーツ庁長官室に飾ってくれている。わずか数十秒の出会いだったが、吉田正を通じて「彼、元気にしてるの?」と気にかけてくれるなど、一記者にも、隔たりなく接する。2人が実直な人柄で、周囲に好かれる理由がビシビシと伝わってくる出来事だった。【オリックス担当=真柴健】