ソフトバンクは10日、20日のドラフト会議で誉(ほまれ、愛知)のイヒネ・イツア内野手(3年)を1位指名することを公表した。永井智浩編成育成本部長兼スカウト部長(47)がオンラインで取材対応し、明言した。イヒネはナイジェリア人の両親を持ち、名古屋市生まれ、名古屋市育ちの超高校級内野手。未来の遊撃レギュラー候補として、大きな期待をかける。
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「今までにないショートストッパー」。永井スカウト部長は、胸が躍る表現でイヒネの魅力を表した。ソフトバンクが、高校生の大型遊撃手を1位指名することを公表。未来の遊撃レギュラーとしての期待を込めた。
球団では王球団会長らを交え、7日のスカウト会議で1位指名選手を決定。永井部長は「シンプルにスカウトの評価が一番高い選手であったということ。大型のショートで将来的にレギュラーになってくれるんではないかという、ポテンシャルのところを高く評価している。センターラインの強化が重要ポイントというところが今回の決め手になったと思います」と説明した。
イヒネは高校通算18本塁打の大型遊撃手。現状では遊撃には今宮が君臨。31歳となった今季、自己最高の打率2割9分6厘をマークするなど今も進化を続けている。永井部長は「今宮も今年すばらしい成績残してくれていますし、まだまだ衰えを感じさせないプレーを見せてくれている。彼(イヒネ)を獲得できたとしてもある程度、時間をかけて育成していくことになる。今宮選手の後のレギュラーになってくれたらと思っています」と、長いスパンでの育成を計画。次世代の中軸としての成長を見込んでいる。
イヒネの将来像としては「スケールがすごく大きい。今までにない遊撃手のタイプかなと思っています。大型ですし、足も速い。打撃に関しても、柳田選手に似たような遠くに飛ばせる力がある。今までにないショートストッパーになれるような、ワクワクさせるような素材」と永井部長は説明。球界の歴史を変えるほどの逸材として、最大級の賛辞を贈った。
ソフトバンクは一昨年、佐藤輝(現阪神)の1位指名を公表。昨年は風間指名を公言し、一本釣りに成功した。3年連続の公表で、“ギータ級遊撃手”の獲得を狙う。【山本大地】
<イヒネ・イツア>
◆生まれ 2004年(平16)9月2日生まれ、愛知出身。両親はナイジェリア人。
◆球歴 中学時代は軟式野球の東山クラブに所属。
◆長打力 高校通算18本塁打。3年夏の愛知大会2回戦中部大第一戦で、同点の8回に決勝3ランを放った。
◆目標 ソフトバンクの柳田悠岐。「ほしいところでホームランを打てる打者になりたい」と尊敬する。
◆サイズ 184センチ、82キロ。右投げ左打ち。50メートル走6秒2、遠投110メートル。
【ドラフト候補全員!?会いに行きます】誉・イヒネ高校通算18号V3ラン 両親ナイジェリア人の注目遊撃手に12球団スカウトも殺到