【野球殿堂】バース神様伝説…イチロー抑え歴代最高シーズン打率、7戦連発、2年連続3冠王など

1986年、阪神対大洋 12試合連続打点の日本新記録を達成し、インタビューで観衆の声援に応えるバース

球界の功労者をたたえる「2023年野球殿堂入り通知式」が13日、都内の野球殿堂博物館で行われ、プレーヤー表彰で前DeNA監督のアレックス・ラミレス氏(48)、エキスパート表彰で元阪神のランディ・バース氏(68)、特別表彰で「闘魂こめて」や「六甲おろし」などを手がけた作曲家の古関裕而氏(故人)が選出された。

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◆バースの神様伝説

▼バスからバース 82年オフに阪神入団が決定。当時はメジャー1巡目指名を受けたこともあるストローターの方が期待値は高かった。登録名は当初「バス」だったが、83年1月に「バース」に変更。阪神電鉄がバス会社を運営していたための配慮ともいわれた。

▼2年連続3冠王 来日1年目の83年から35本塁打を放ち、85年には打率3割5分、54本塁打、134打点で3冠王に輝き、球団初の日本一に貢献。MVPも獲得した。86年も打率3割8分9厘、47本塁打、109打点で2年連続3冠王。他に最高出塁率も2年連続、85年は最多勝利打点のタイトル(当時)も獲得し「5冠王」。85~87年の3年連続でベストナイン選出。

▼最高打率 86年の打率3割8分9厘は、イチローや張本を抑え、NPB歴代最高シーズン打率。

▼四球攻め 85年は54本塁打で王(巨人)の持つシーズン55本塁打(当時)に迫っていた。最終戦はその王監督が率いる巨人戦。5打席で4四球と勝負を避けられ、記録更新はならず。

▼7戦連発 86年6月18日のヤクルト戦から6試合連続アーチ。王の持つ7試合連続の記録に並ぶチャンス。相手はまたも巨人。だが、巨人のエース江川が真っ向勝負。4打席目まで本塁打は出なかったが、5打席目に後楽園球場の場外へ運んだ。現在でも王と並び最長記録。

▼打点も最長 7戦連続本塁打とともに継続していたのが連続試合打点。7月4日巨人戦まで13試合続けた。これもNPB記録。

▼バース様 2年連続3冠王など破格の活躍ぶりから、ファンに「神様、仏様、バース様」などと呼ばれた。あまりの打棒に巨人王監督から「圧縮では?」とバットにまでクレームがついたほどだった。85年のリーグ優勝の際は、ケンタッキーフライドチキン道頓堀店にあったカーネル・サンダース像を、阪神ファンがバースに似ていると胴上げし、道頓堀川に投げ込んだ。その後長く見つからず、阪神も低迷。「カーネルの呪い」などと言われた。像は09年に発見された。

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