阪神岡田彰布監督(65)が13日、ランディ・バース氏(68)の野球殿堂入りを祝福した。日本一になった1985年、バース、掛布、岡田のバックスクリーン3連発は今もファンの間で語り草。戦友として間近で球史に残る助っ人を見てきた。

それだけに殿堂入りの知らせには「もっと早くなっても、良かったんちゃうかなあ」と率直な感想を明かした。自身については「俺、あんまりそういうのは、もうなあ、眼中にないからねぇ」と語ったが、やはりバースは特別な存在。「まあ、あの成績からいくと、いまさらかなあというのはあるな」と遅すぎるくらいだと語った。

数々の思い出があるが「まあ、将棋もようやっとったしな(笑い)。だからアレも横で見とって覚えたんかな」と日本文化を積極的に覚えようとしていたと回顧。さらに「そんなすごい選手じゃなかったから良かったんちゃう? 向こうの成績がな。だから日本で、うまくなって稼ぐというとおかしいけどな、そういうハングリーみたいな、そういうのがあったよな」と成功の理由を分析した。