【アジアCS】侍ジャパン隅田知一郎、韓国打線を翻弄した“魔球” 井端監督も「独特」と表現

日本対韓国 6回表韓国2死二塁、盧施煥を遊ゴロに仕留める隅田(撮影・たえ見朱実)

<アジアプロ野球チャンピオンシップ2023:日本2-1韓国>◇1次リーグ◇17日◇東京ドーム

東京ドーム初マウンドにも、侍ジャパン隅田知一郎投手(24=西武)が強気に攻めた。「ストライク先行でテンポ良く投げたら攻撃につながると思った」と1回から全球ストライク勝負。7球で3者凡退に仕留めた。2点リードの6回2死二塁、韓国プロ野球で今季2冠の4番・盧施煥には、チェンジアップを3球ゾーンに集め、遊ゴロで切り抜けた。

7回まで77球のうちボール球は約18%の14球。3安打無失点7奪三振の好投に「こういう大舞台で投げさせてもらえて…一番じゃないですかね」とベストピッチを振り返った。

大会使用球でいち早く手応えをつかんだ。宮崎キャンプ初日、投手陣で唯一ブルペン入り。普段と違うボールの感覚を確かめた。「変化球は日本球よりいい感じ。日本球より曲がります」と変化量の増加を感じていた。井端監督が「独特」というチェンジアップを中心に、カーブ、フォークを織り交ぜて、落ち球で韓国打線を翻弄(ほんろう)した。

“勝てない男”から脱却したから選ばれた。4球団競合の末、21年ドラフト1位で西武に入団。1年目の昨季は先発ローテを守りながらも1勝10敗。今季の4月までシーズンをまたいだ自身12連敗は、球団ワーストを更新した。4月19日ソフトバンク戦で389日ぶりの2勝目を挙げ「初勝利ぐらいうれしい」とかみしめた勢いのまま9勝を積み上げ、大谷が背負った侍の16番を託された。「勝ち」の重みを理解する左腕の快投が、もたらした勝利だった。【小早川宗一郎】

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