【ソフトバンク】巨人から加入のアダム・ウォーカー「リセットする意味」決意の短髪で本塁打王へ

ソフトバンク入団会見を行うアダム・ウォーカー(撮影・冨田成美)

決意の断髪でホームランキングを狙う! ソフトバンクに巨人からトレードで加入したアダム・ウォーカー外野手(32)が30日、ペイペイドーム内で入団会見に臨んだ。

紺色のスーツに短髪で登場。トレードマークでもあったドレッドヘアを捨て、新天地で再出発を誓った。今季目標には30本塁打と二塁打30本を掲げ、本塁打王のタイトル獲得にも意欲を示した。

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以前の風貌とは一変していた。ウォーカーは紺色のスーツに、短髪姿で会見場に登場。巨人から新天地に臨むにあたって、決意の断髪を済ませていた。「自分の中ではリセットする意味もあってさっぱり髪を切った。髪形を大きく変えてイメージもすごく変わった」。かつてのトレードマークでもあったドレッドヘアとはおさらば。5年間大事に伸ばした長髪を切り、18年以来というさわやかスタイルで移籍1年目を迎える。

今のホークスに美意識は欠かせない。小久保監督は就任会見で「美しい野球」を掲げた。ロン毛は1つのオシャレかもしれないが、指揮官の理念に似合わない。ウォーカー自身も「プロ野球選手としてはすっきりしたイメージをキープしながらプレーすることが大事。小久保監督も『美しい』という言葉を使った。おっしゃる通り」と共鳴した。

右の長距離砲として期待がかかる。巨人時代の22年には23本塁打を放ち、在籍2年間で計29本塁打をマークした。元同僚のロッテ・ポランコは移籍1年目の昨季に26本塁打でパ・リーグのホームラン王にも輝いた。ウォーカーは「ポランコ選手とはすごく仲が良い。今年に関してはホームラン王を争えたら」とタイトル獲得にも意欲を示した。オフには富士山を訪れ、つかの間の休息でリフレッシュ。10月末に米国に帰国し、今季に向けた打撃練習などを行った。「数字としては30本塁打、二塁打30本が目標にある。チームの勝利に貢献できていれば結果もついてくる」と持ち前の長打力を発揮し、チームを4年ぶりのV奪還に導く。

愛嬌(あいきょう)も、たっぷりだった。会見後は無数のカメラを前にチームスローガン「VIVA(美破=ビバ)」ポーズを披露。照れ笑いを浮かべ、何度も「ビバ!」を連呼した。報道陣へのサービス精神も忘れない。「コトシ、ホントウニタノシミデス! ガンバリマス!」と日本語で意気込みも語り、短髪の新助っ人はやる気に満ちあふれていた。【佐藤究】

 

◆アダム・ウォーカー

◆経歴 1991年10月18日生まれ、米ウィスコンシン州ミルウォーキー出身。ジャクソンビル大から12年ドラフト3巡目でツインズ入り。マイナー通算704試合で打率2割4分2厘、143本塁打、492打点。19年から米独立リーグで3年連続20本塁打。21年オフに巨人入団。196センチ、104キロ。右投げ右打ち。

◆親日家 日本食が大好き。ラーメンやすしだけでなく、沖縄に行けばソーキそば、宮崎ではチキン南蛮、広島ではお好み焼きと地方遠征のたびに名物料理を堪能する。巨人時代は「ドラゴンボール」のパーカ姿でジャイアンツ球場を訪れ「孫悟飯が好き」と話した。

◆ハート砲 本塁打を放つと“ズッキュンポーズ”として頭上にハートマークを作る。巨人時代は2年間で29発の“ズッキュン砲”を披露した。

◆守備 送球を中心に守備が課題。来日1年目の22年は当時の外野守備兼走塁コーチだった亀井善行コーチとの二人三脚で日々成長。22年6月28日の中日戦(山形)で、4回に左翼から本塁へノーバウンド送球で補殺を決め、亀井コーチは「涙出そうになっちゃったよ。努力のたまものです」と自分事のように喜んだ。

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