<西武4-1楽天>◇30日◇ベルーナドーム
楽天岸孝之投手(41)が、西武時代に10年チームメートで引退試合を迎えた栗山巧外野手(42)と736日ぶりに対決した。
「『これで対戦することも最後なんだな』と思ったら、もちろん、フォアボールとか、そういった一番しらけるようなことだけはしたくないと思いながらも、最後の勝負だと思ってかみしめて投げることができました」
この日最初の対戦は2回1死の場面でやってきた。初球は140キロ直球でストライク。2球目のこの日最速143キロはボールとなったが、3球目はカーブで空振りを奪い、最後は142キロ直球で左飛に封じた。第2打席の4回2死一、二塁では初球142キロ直球で左飛に抑え、ピンチを脱した。「2打席目は、ここでは回ってきてほしくなかったなというところでしたけど。ああいうピンチの中でもしっかり最後、勝負できたので」とうなずいた。
この日は「普通の試合」と位置づけて臨んだが「栗山さんとの勝負の時だけ、なんかすごい変な緊張感というか、すごいあったんで。不安もありながら、楽しみというのもありながら、すごいいろんな気持ちが」と振り返った。
右腕は5回77球、6安打3失点で交代を告げられた。「自分が3点取られてしまったっていうところが悪いんであれですけど、もう一度、もう一度、もう一打席勝負したかったなというのはありますけど、でも良かったですよ。栗山さんの最後に先発することができて、勝負することができたので。良かったなと思います」と充実した表情で話した。
岸と栗山は24年8月24日以来約2年ぶりの対戦となった。