ボクシングの元世界ヘビー級チャンピオンで、米国で黒人差別撤廃の公民権運動の象徴でもあったムハマド・アリ氏が3日、死去した。74歳だった。
華麗なフットワークでボクシングのヘビー級の常識を一変させたアリ氏。リング上のパフォーマンスだけでなく「俺ぐらい偉大になれば謙虚になるのは難しい」など数々の言葉でもファンを魅了した。その語録をAP通信が伝えた。
▽1964年(ソニー・リストン=米国=との世界戦を前に)「チョウのように舞い、ハチのように刺す」
▽64年(リストンを破り)「俺が世界の王様だ。世界中に衝撃を与えたぜ」
▽66年(ベトナム戦争で徴兵拒否の理由を説明し)「俺にはベトコン(南ベトナム解放民族戦線)と戦う理由がない」
▽74年(“キンシャサの奇跡”と呼ばれた大番狂わせでジョージ・フォアマン=米国=を撃破し)「評論家連中、言っただろう。俺が歴史上のグレーテストだと。50歳になるまで2度と俺を格下扱いするなよ」
▽84年(ヒューストンでの記者会見で)「肉体的な苦しみには、人生で成し遂げてきたことほどの価値がある。リスクを冒す勇気のない者は人生で何も成し遂げられない」