帝里木下「体が動かなかった」完敗で王座奪取ならず

<プロボクシング:IBF世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦>◇2日◇オーストラリア・ブリスベン

 IBF世界スーパーフライ級タイトルマッチは同級3位帝里木下(千里馬神戸)が王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)に7回TKO負けした。

 顔面のガードを固めるためがら空きになったボディーに王者アンカハスの強烈な右がめり込んだ。マットに崩れ落ちた帝里は、何とか立ち上がったが試合を止められた。7回1分53秒TKO負けだ。

 完敗だった。2回には右上まぶたをカット。プロ28戦目、初の海外試合でパッキャオと同じ事務所の“弟分”に歯が立たず、ジャッジは3者とも6回までフルマークで王者につけた。「調整は順調だと思っていたが、体が思うように動かなかった」。3年前の世界初挑戦で完敗し、出直した努力が砕け散った。「まずは家族とゆっくり過ごしてから、今後については考えたい」。神戸ポートタワーホテルのレストランに勤務する31歳の苦労人が、人生の岐路に立たされた。