亀海喜寛、打倒コットの鍵「打数」を増やすの意図は

前日計量を一発でパスし力こぶを作る亀海(撮影・菅敏)

 ボクシングのWBO世界スーパーウエルター級王座決定戦は今日26日(同27日)にゴングが鳴る。25日(同26日)に前日計量に臨んだ同級6位亀海喜寛(34=帝拳)は、元4階級王者ミゲル・コット(プエルトリコ)とともに一発でクリア。はかりから降りると、右拳で心臓をたたいた。前日に元6階級制覇王者でプロモーターのデラホーヤ氏から「鉄のハート」と命名された。「鉄でなく鋼の意味もあるそうで、『鋼のハート』に変えてください。そっちが強そう」と笑顔でお願いする余裕もあった。

 巧みに足を使い、好機に好打を集めるコットを「自分のパンチで迎撃し、フットワークで離れ、呼吸を整える」と分析する。クリンチ多用の逃げ癖タイプでないことを歓迎し、「つかまえる自信はある」とした。

 その鍵は野球のようにパンチの「打数」を増やし、ヒット数を増やすこと。「打率3割だとしても、打席に立つ回数がたくさんあればヒットの数は増える」と例える。驚異的な手数でKOを生む。自らに破格の豪打はない。世界の一流に勝つには手数勝負と掲げ、実行するスタミナを鍛え上げてきた。

 米国9戦目。成果を見せる大勝負。「フルアクションで最初から最後までハイペースで戦う」。“ホームラン”を打ち込む。