元ヨネクラジム有岡康輔が父と兄王者の内藤未来破る

東日本新人王決勝戦の優勝選手たち。前列左からミニマム級の赤羽根、Lフライ級の佐藤、フライ級の藪崎、S.フライ級の今川、バンタム級の富施、S.バンタム級の飯見。後列左からフェザー級の佐々木、S.フェザー級のジロリアン、ライト級の有岡、S.ライト級の木原、ウェルター級の重田、ミドル級の加藤(撮影・横山健太)

 ライト級は元ヨネクラジムの有岡康輔(23=三迫)が、父と兄が元王者の内藤未来(25=E&Jカシアス)を破った。初回は内藤にペースをつかまれていたが、2回に有岡が右と左で2度ダウンを奪った。激しい打ち合いになったが、5回に有岡が連打を浴びせるとレフェリーストップ。5戦全勝(2KO)だった相手に5回1分3秒TKO勝ちした。

 トーナメント途中の8月で、名門ヨネクラジムが閉鎖となった。父の薦めで16歳で入門したが「びっくりだった」という。横井トレーナーととも同じ名門三迫ジムに移籍して新人王獲得となった。ヨネクラジムの後輩富施はワタナベジムに移籍し、先にバンタム級を制していた。「オレも負けられない」と一層気合が入った。準決勝で右目上をカットし、決勝に向けてのスパーリングは5回しかできなかった。「内容は納得できず、めちゃ悔しい。相手も強く何度も切れかけた。全日本では勝って笑いたい」と話した。