岩佐亮佑、大差初防衛も安全策に反省「満足感ない」

初防衛に成功して試合を伝える本紙を手に写真に納まる岩佐(撮影・丹羽敏通)

 ボクシングのIBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮佑(28=セレス)が2日、初防衛から一夜明けて千葉・柏のジムで会見した。同級13位エルネスト・サウロン(28=フィリピン)にジャッジ1人がフルマークと大差判定勝ちにも、攻めきれなかったことを反省した。

 「慎重になりすぎた。アグレッシブや強さを見せられなかった。いろいろ練習したが試せず、淡々と進める安全策になった」。日本の同級世界王者では2人目の防衛にも「光栄だが満足感はない」と反省に終始しした。小林昭司会長(45)は「守りを固めてくる想定はなかった。コーチとしても力不足」とこちらも反省。それでも岩佐は「負けなかったことだけが救い。次にはつながった」と早くもV2戦へ気持ちを切り替える。

 次戦は夏にも同級1位TJ・ドエニー(31=オーストラリア)と指名試合となる予定。18戦全勝(13KO)の左ファイターという。「第2章の第1歩で終わることはなかった。反省を踏まえて一生懸命やるだけ。相手は無敗で厳しい試合になるが、勝ち残れば評価も上がる。2、3週間休んで早めに1日を大切に練習していく」と意欲的。小林会長も「未熟だが伸びシロがあると言うこと。攻撃の引き出しを増やして、自分のボクシングを貫かせたい」と今後の成長を期待した。