和島大海「偉大なチャンピオンに」“絶対王者”木村にKO勝ちで第4代王者

第17試合 木村”フィリップ”ミノル対和島大海 和島はに勝利し新王者となる(撮影・上山淳一)

スーパーウエルター級タイトルマッチで、挑戦者和島大海(26=月心会チーム侍)が王者木村“フィリップ”ミノル(28)を3ラウンド2分50秒、KO勝ちで撃破、第4代王者となった。過去2敗し、10戦連続KO勝利中の“絶対王者”に左脚でロー、膝と蹴り分け、最後はボディーに左ミドル。地元大阪で、木村の“K-1ファイナル”と銘打たれた大一番で、主役の座を射止めた。

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挑戦者和島大海(26=月心会チーム侍)が、番狂わせで第4代王者についた。10連勝中だった絶対王者の木村を、攻め立ててKO勝ちで撃破した。

左右の強打を奮う王者に気後れしなかった。左ローを左脚に合わせ、距離を取り、インファイトになると膝を突き上げる。嫌がる王者がホールドを繰り返し、3Rに減点を食らうほど、和島の攻めは執拗(しつよう)だった。

「本当に偉大なチャンピオンと試合ができて、ベルトもとれて。K-1の70キロ(以下級=スーパーウエルター級)の歴代チャンプはみんなすごい。負けないよう、僕も絶対、偉大なチャンピオンになります」

大阪府四條畷市出身だ。自分の地元で組まれた木村のK-1ファイナルマッチ。主役の座を強奪し、新たな歴史を刻んで見せた。