米国人レスラーのスコット・ホールさん死去、63歳 ホーガンらとnWo結成、一大ブーム起こす

スコット・ホールさん

新日本プロレスに参戦、nWoで一世風靡(ふうび)した米国人プロレスラー、レイザー・ラモンことスコット・ホールさんが14日に死去した。主戦場だったWWEが15日、発表した。63歳だった。先週から股関節骨折で入院し、手術を受けた後、3度の心臓発作を起こしていたという。

レイザーラモンRGがスコット・ホールさん悼む>>

ホールさんは84年10月、プロレスラーとしてデビュー。87年には新日本プロレスで初来日。第5回IWGPリーグ戦に出場し、アントニオ猪木、坂口征二、藤原義明らと対戦した。以後、90年まで新日本に参戦し、IWGPタッグ王座にも挑戦した。92年にはWWF(現WWE)に参戦し、レイザー・ラモンのリングネームに変更。96年にはWCWに移籍し、ハルク・ホーガンらとnWoを結成し、プロレス界を超越した一大ブームを起こした。

97年に新日本大阪ドーム大会で、ケビン・ナッシュ、蝶野正洋と組み、武藤敬司、スタイナー・ブラザーズ(リック、スコット兄弟)と6人タッグで対戦。00年以降も蝶野率いるTEAM 2000のメンバーとして活動した。02年にWWEに復帰し、ホーガン、ナッシュとともにnWoを再結成。04年にはナッシュとハッスルで来日し、橋本真也、小川直也組とも対戦するなど日米マットで活躍。14年にはWWE殿堂入りを果たしていた。

なおレイザーラモンHG、レイザーラモンRGによるお笑いコンビ「レイザーラモン」はホールさんのリングネームに由来する。