【ノア】武藤敬司「闘魂三銃士」同期・蝶野正洋とサプライズ引退マッチ 蝶野のSTFに敗れる

蝶野正洋(右)と対戦した武藤敬司(左)。中央レフリーを務めたタイガー服部氏(撮影・江口和貴)

<プロレスリング・ノア:武藤敬司引退興行>◇21日◇東京ドーム

新日本プロレス内藤哲也との引退マッチで敗れた武藤敬司(60)が「闘魂三銃士」の同期・蝶野正洋(59)との即席の引退マッチを実現させた。

メインイベントで内藤のデスティーノを浴びてフォール負けを喫した後、マイクを握った武藤は「まだ自分で歩いて帰れるし、自分もエネルギーも残ってるし、まだ灰になってもいねえや」と完全燃焼していないことを明かした。そして、その上でサプライズで「やりたいことが一つあるんだよな、蝶野! 俺と戦え!」とABEMAのPPV配信ゲスト解説にいた蝶野を指名した。

リングサイドで観戦していたレジェンドのレフェリー、タイガー服部氏に「服部さん(レフェリーで)たたいて」と呼びかけると、脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)で8年以上試合から遠ざかっていた蝶野も決意を固めた表情でつえをもって立ち上がりリングイン。両者ともにデビュー戦の相手がリングで対峙(たいじ)し、新日本時代からのライバル同士がファイトした。

両者のロックアップから試合が開始されると、蝶野の往年の得意技シャイニングケンカキックをもろに浴び、さらにSTFを逃げられず、武藤はギブアップ負け。最後は抱擁でサプライズの引退マッチを終えた武藤は「あいつ(蝶野)と最後にやりたかった。動けていたね」と最後に戦ってくれた永遠のライバルに感謝していた。

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