防衛失敗の重岡優大が号泣「あんなの試合で効いたの初めて」初回の強烈ボディーに「面食らった」

重岡優大対メルビン・ジェルサレム 判定負けを喫し涙を流し謝る重岡優(右)をねぎらう弟の重岡銀(撮影・垰建太)

<ボクシング:WBC世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦>◇3月31日◇名古屋国際会議場

王者重岡優大(26=ワタナベ)が、1-2判定負けの初黒星で2度目の防衛に失敗した。

挑戦者の同級6位メルビン・ジェルサム(30=フィリピン)に3回と6回、いずれも右ストレートでダウンを食らった。8回終了後の公開採点はジャッジ2人が77-73、1人が75-75。必死で盛り返した重岡優だが、元世界王者の巧みな試合運びに最後は逃げ切られた。

「あんなの試合で効いたの初めて。あきらめずにやったけど…」と言葉を絞り出して号泣。「クソッ! もっともっと強くなる。だせー、ださすぎる」と自身を責めた。

初回がポイントだった。「面食らったっすね」といきなり強烈なボディーを食らい、奪われたペースを取り戻すことができなかった。「俺の気持ちというより相手を勢いづけたのが完全な敗因。相手は余裕で俺は必死。ボクシングって技術だけじゃない。支配できるかどうか。完全に俺が支配されていた」と完敗を認めるしかなかった。

同ジムの先輩、谷口将隆(30)がWBO世界ミニマム級王座のベルトを奪い取った相手。先輩のあだ討ちを誓ったが、かなわなかった。判定はスプリットも「2度もダウンしたら普通に俺の負け。俺が弱かった。まじ情けない。練習してこれじゃ意味ない」。

弟の銀次朗は防衛に成功し、いつものようにセコンドについて支えた。「本当に銀に申し訳ない…」。現級のままか、階級を上げるのか、今後については「考えられない。まだ分からんです」。初めて味わう屈辱で重岡兄弟が岐路を迎える。

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重岡兄弟で明暗 弟銀次朗2回KO防衛、兄優大は判定で王座陥落/世界戦ライブ詳細