IBF世界ミニマム級王者重岡銀次朗(24=ワタナベ)が2度目の防衛に成功。WBC世界ミニマム級王者重岡優大(26=ワタナベ)はプロ初黒星で世界王座から陥落した。
重岡優大 | ● | 12回判定 1-2 | ○ | メルビン・ジェルサエム |
試合経過
1回
開始から30秒はお互いの強打を警戒してパンチの交換はなし。40秒すぎに王者の重岡優が左ボディーブローが先制打。挑戦者も右を帰す。1分40秒すぎに挑戦者の右ストレートが重岡優のボディーにヒットすると、重岡優は体を折り曲げて後退。挑戦者が一気にラッシュをかける。
【日刊採点】10-9(ジェルサエム)
2回
開始から重岡優が左ボディーブローを連発。1回のボディーブローを受けたお返しか。40秒すぎにも左ボディーストレートがヒット。さらに返しの右フックも決まる。中盤はパンチの交換なく探り合いが続く。終盤は王者がじわじわと前に出てプレッシャーをかける。残り25秒、重岡優が連打を放つが、有効打はなし。
【日刊採点】10-9(重岡優)
3回
重岡優がサウスポーからの右ジャブを突き刺す。左は空を切る。王者が前進してプレッシャーをかけるも、挑戦者は下がりながら右強打のカウンターを狙う。1分すぎに挑戦者の右ストレートがカウンターが決まり、重岡優がダウン。立ち上がった王者も左ボディーブローをい返す。終盤に挑戦者の右ストレートが重岡優の顔面に2発ヒット。
【日刊採点】10-8(ジェルサエム)
4回
重岡優が開始から積極的に前に出て左ストレートを放つ。40秒すぎに左ストレートが挑戦者の顔面に浅くヒット。挑戦者は以前としてカウンターを狙い。残り1分、重岡の左ボディーブローが再三ヒット。挑戦者も右を返すが、王者は距離をとってよける。
【日刊採点】10-9(重岡優)
5回
ともに強打を警戒して手数がすくない。30秒すぎに重岡優が左ボディーアッパーを再三ヒット。挑戦者はバランスを崩す。カウンター狙いの挑戦者は極端に手数が少ない。残り1分、挑戦者の右ボディーブローが浅くヒット。王者も左ボディーブローを返す。お互いカウンター狙いの緊張感が続く。
【日刊採点】10-9(重岡優)
6回
重岡優が積極的に手を出して仕掛けるが、挑戦者は打ち合ってこない。50秒すぎに挑戦者の右が連続して王者にヒット。王者は距離を取るが、1分50秒すぎ、挑戦者の右ストレートがタイミング良く決まり王者が再びダウン。立ち上がってボディーを返すが、再び挑戦者の右がボディから顔面にヒット。王者も果敢に打ち合う。
【日刊採点】10-8(ジェルサエム)
7回
20秒すぎに挑戦者の右ストレートを浴びて重岡優の動きが止まる。しかし、ここから王者がパンチを強振して猛反撃。挑戦者を後退させる。残り1分、重岡優の左ボディーブローがヒット。残り30秒、挑戦者の右が決まるも、王者も左を返す。
【日刊採点】10-9(ジェルサエム)
8回
重岡優が左ストレートを連発も挑戦者のガードの上。50秒すぎに挑戦者の右ストレートが浅くヒット。中盤に重岡優の左ストレートも挑戦者の顔面に決まる。2分すぎに王者の左ストレートが決まり、挑戦者がクリンチ。終盤に重岡優の左フックで挑戦者がバランスを崩す。
【日刊採点】10-9(重岡優)
9回
8回終了の公開採点で2人のジャッジが4ポイント差で挑戦者を支持。ジェルサレムは足を使って左フックを決める。1分すぎに王者も左ストレートを返す。中盤はお互いカウンターを警戒して手数が出ない。残り1分、挑戦者の右アッパーがヒット。終了間際に重岡優の左ストレートが決まる。
【日刊採点】10-9(ジェルサエム)
10回
逆転を狙って重岡がジワジワと前に出るが、挑戦者の右が軽く決まる。1分すぎにボディーの打ち合い。中盤はお互い強打を振り回しての打ち合いに。ともに譲らず互角。2分すぎに重岡優の左ボディーアッパーから右フックがヒット。やや王者が有利か
【日刊採点】10-9(重岡優)
11回
挑戦者はフットワークをつかってボクシングにリズムが出てきた。前半、重岡優は挑戦者のカウンターを警戒してなかなかパンチを打てない。50秒すぎに王者の左ボディーブローがヒット。さらに中盤にも王者の左ストレートが再三ヒット。挑戦者は後退。残り1分、。重岡優の左右フックが決まる。挑戦者は明らかにダメージが残る。
【日刊採点】10-9(重岡優)
12回
重岡優がじわじわと前進。ジェルサエムは足を使って距離を取る。50秒すぎに王者の左がカウンター気味に挑戦者の顔面をかする。1分半すぎに挑戦者の右が王者の顔面をとらえる。重岡優はそれでも前に出て応戦。残り30秒、激しい打ち合い。ともに譲らず試合終了。判定1-2で、重岡優は王座陥落した。
【日刊採点】10-9(ジェルサエム)
重岡銀次朗 | ○ | 2回 KO | ● | ジェイク・アンパロ |
試合経過
1回
開始から両者とも距離を取ってフェイントの掛け合い。サウスポーの重岡銀はリードの右手を前に出して距離をはかるが、パンチは少ない。1分半すぎに挑戦者の右ディーブローがが浅くヒット。後半は王者がジワジワと距離を詰めるとが、アンパロは右も狙う。終了間際の重岡銀の左右フックは空を切る。
【日刊採点】10-9(アンパロ)
2回
開始早々、王者が右ジャブを突いて出るが、アンパロは右ストレートを返す。1分すぎに重岡銀が飛び込んで左ボディーブローをたたきつけると、挑戦者は座り込んでダウン。そのまま立ち上がれず王者は3試合連続KO勝ちで2度目の防衛に成功した。
ラウンドガール
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