【ボクシング】2度目防衛のユーリ阿久井、今後は統一戦構想の可能性も「練習します」と冷静

ユーリ阿久井政悟対タナンチャイ・チャルンパック 判定勝ちでインタビューを受けるユーリ阿久井(中央)はリング上の娘の姿に表情が和らぐ(撮影・横山健太)

<プロボクシング:WBA世界フライ級タイトルマッチ12回戦> ◇12日◇東京・有明アリーナ

王者ユーリ阿久井(29=倉敷守安)が、2-1の判定勝ちで2度目の防衛に成功した。

挑戦者の同級8位タナンチャイ・チャルンパック(24=タイ)と対戦。前半は鋭いジャブでペースを握ったが、連打につながらず。後半に巻き返された。ジャッジの判定は115-113、113-115、117-111だった。

12回のゴング前。阿久井は「(判定で)相手にいってもおかしくない。このラウンドは絶対とらなきゃ」。前に出てワンツーをヒットさせて相手を振り切った。「すごく強い相手で若くて勢いがあった。(試合前に)僕のベルトをずっと見ていた。こいつ、やるな、と思った」と振り返った。

同世代で突出した存在ではなかった。2日間の7大世界戦で、アマチュア時代に同学年、同じライトフライ級だった選手は岩田、井上拓、田中、堤、阿久井の5人。高3時の13年度全日本ランキングで、阿久井は5人の中で最もランクが低い6位だった。「みんなトップ戦線で。僕はたいしたことなかったですけど」と話したが、地道にキャリアを積んで世界王者になった。今後は統一戦構想も視野に入ってくるが「心の中の声が『練習をしろ』といっている。練習します」と口にしていた。【益田一弘】

◆ユーリ阿久井政悟(あくい・せいご) 1995年(平7)9月3日生まれ、岡山県倉敷市出身。リングネームのユーリは先輩から顔が元世界王者勇利アルバチャコフ似と指摘されたことから。中学2年からボクシングを始める。倉敷翠松高で2、3年時に国体8強、環太平洋大に進学。アマ戦績20勝7敗。14年4月プロデビュー。19年10月に日本フライ級王座獲得し3度防衛。プロ戦績は21勝(11KO)2敗1分け。身長163センチの右ボクサーファイター。家族は夢夫人と2女。

7大世界戦!井上拓真-堤聖也 岩田翔吉、寺地拳四朗、ユーリ阿久井政悟/ライブ速報