13、14日に東京・有明アリーナで7大世界戦が行われる。

WBA世界バンタム級2位堤聖也(28=角海老宝石)が世界初挑戦で王座奪取に成功した。同級王者井上拓真(28=大橋)に挑み、判定3-0で勝った。前WBAスーパー、WBC世界ライトフライ級王者で同級1位の寺地拳四朗(32=BMB)は2階級制覇を達成した。

堤聖也が初挑戦で王座奪取 12年前の高校時代に敗れた井上拓真に4454日ぶり再戦でリベンジ

寺地拳四朗2階級制覇達成 ロサーレスとの王座決定戦にTKO勝利しWBCフライ級王座獲得

2度目防衛のユーリ阿久井、今後は統一戦構想の可能性も「練習します」と冷静

岩田翔吉、早大出身初の世界王者に「ボクシング部は強くないので。歴史つくれた」

井上拓(左)に判定勝ちし、WBA世界バンタム級新王者となった堤はベルトを掲げる(撮影・鈴木みどり)
井上拓(左)に判定勝ちし、WBA世界バンタム級新王者となった堤はベルトを掲げる(撮影・鈴木みどり)

井上拓真12回判定堤聖也

◆試合経過

1回

スイッチボクサーの堤は井上と同じ右構えでスタート。序盤は慎重に両者とも左ジャブを突き合う。中盤に井上の右アッパー、飛び込んでの左フックが決まる。2分すぎに堤も右ボディーブローをたたきつける。井上も強烈な左フックを決める。ほぼ互角もやや井上か。

【日刊採点】井上10-9

1回、堤(右)を攻める井上拓(撮影・鈴木みどり)
1回、堤(右)を攻める井上拓(撮影・鈴木みどり)

2回

井上の左フックが先制打。堤も左フックを返し、ボディーブローも決める。30秒すぎに堤が打って出たところに井上の左フックが決まる。1分50秒すぎにも同じパターンで井上の左フックが決まる。堤もスイッチしながらパンチを繰り出すが井上は落ちついてかわす。終盤に堤がショートフックを決めて前に出る。依然としてペースの奪い合い。パンチの的中率で井上か。

【日刊採点】井上10-9

2回、堤(後方)は井上拓にパンチを打ち込む(撮影・滝沢徹郎)
2回、堤(後方)は井上拓にパンチを打ち込む(撮影・滝沢徹郎)

3回

開始から堤が前に出てプレッシャーをかける。井上は足を滑らせてスリップ。30秒すぎに井上のワンツーが浅く決まる。1分すぎに堤の左右ボディーブローが決まる。中盤は堤が果敢にパンチを繰り出して、井上をロープにつめて連打も、井上のアッパーがカウンターで決まり、堤が後退。終盤も堤がロープにつめてラッシュも井上は冷静にクリンチ。

【日刊採点】井上10-9

4回

堤が開始から左ジャブを突いて前に出るが、井上の右クロスがカウンターで決まる。40秒すぎから堤がラッシュも井上がたくみにかわす。1分10秒すぎに堤の右ストレートが井上の顔面にカウンターでクリーンヒット。2分すぎに堤が井上をコーナーにつめて連打。井上はカウンターを狙う。

【日刊採点】堤10-9

5回

開始から堤がラッシュ。井上も打ち返して激しい打ち合いに。30秒すぎに堤の右フックがカウンターで井上に顔面をとらえる。1分すぎに堤の右ボディーブローがクリーンヒット。堤が果敢に攻める。井上の右がカウンターに。2分すぎから井上が距離を取って左ジャブ。堤は前進してボディーブローからの連打で井上をロープに釘付けにする。

【日刊採点】堤10-9

6回

井上が足を使って左ジャブを突く。堤が果敢に前に出てパンチを振り回す。20秒すぎから堤が井上をロープにつめて連打もクリーンヒットはなし。1分すぎに堤の左フックが井上の顔面にカウンターでヒット。井上がロープに下がる。堤は手を止めずにパンチを繰り出す。終盤は強打の相打ちもともに譲らず。

【日刊採点】堤10-9

6回、井上拓(左)にパンチを見舞う堤(撮影・鈴木みどり)
6回、井上拓(左)にパンチを見舞う堤(撮影・鈴木みどり)

7回

序盤からリング中央でパンチの打ち合いに。井上はすかさず左ジャブを突いて距離をとる。1分すぎに井上が右ショートアッパーの連打。左フック、右ストレートもカウンターでヒット。堤はかまわず前に出てパンチを繰り出す。2分すぎに井上の右が再びカウンターでヒット。終盤は接近戦で堤が攻勢

【日刊採点】井上10-9

8回

開始ゴングと同時に堤が前に出てラッシュ。井上はロープを背負って防戦。井上もボディーブローを返すが、堤の勢いは衰えず。50秒すぎに堤みの左フックで井上が後退。中盤は井上が左ジャブを突いて距離をとる。2分すぎに堤が左ボディーブローから再び連打。井上も右をカウンターで決めるが、逆に堤が左強打で圧倒。

【日刊採点】堤10-9

9回

開始から堤が打ち合いに出る。井上も前に出て応戦。リング中央で激しい打撃戦に。1分すぎに今度は井上が前に出て打ち合いに。堤も連打で応戦。堤の左フックが浅く決まるが、井上の右のカウンターを返す。終盤に再び井上の右ストレートがカウンターで決まる。

【日刊採点】井上10-9

10回

開始から堤がボディーを狙って連打。井上の右と左アッパーがカウンターに。20秒すぎにパンチの打ち合いから井上がダウン。井上はダウンしていないとアピールしながら立ち上がる。再開後に堤がラッシュ。連打が止まらない。井上は防戦、防戦。堤のボディーブローが有効で井上の動きが鈍る。

【日刊採点】堤10-8

10回、堤からダウンを奪われ納得のいかない表情の井上拓(撮影・滝沢徹郎)
10回、堤からダウンを奪われ納得のいかない表情の井上拓(撮影・滝沢徹郎)

11回

開始と同時に堤がラッシュ。井上も迎え撃つ。リング中央での打撃戦に。1分すぎに井上が気迫で前に出て攻める。堤はボディーブローを返す。中盤に堤が左目尻をカットしてドクターチェック。再開後もへが強い打ち合いに。長い互角の打ち合いが続く。

【日刊採点】井上10-9

12回

開始から堤がラッシュ。井上も打ち返す。堤はボディーを徹底して狙う。激しい打撃戦で堤のグローブのテーピングがほどける。再開後も接近しての打撃戦。中盤も両者ゆずらず打ち合い。残り1分から堤のパンチが次々とヒット。井上はロープを背負って防戦一方。勝負は判定にもつれ込み3-0で堤が新チャンピオンに。

【日刊採点】堤10-9

井上拓真対堤聖也 判定勝ちの瞬間に喜びを爆発させる堤(左)(撮影・横山健太)
井上拓真対堤聖也 判定勝ちの瞬間に喜びを爆発させる堤(左)(撮影・横山健太)
井上拓真対堤聖也 新チャンピオンの堤(左)と笑顔で健闘をたたえ合う井上拓(撮影・横山健太)
井上拓真対堤聖也 新チャンピオンの堤(左)と笑顔で健闘をたたえ合う井上拓(撮影・横山健太)

岩田翔吉3回TKOハイロ・ノリエガ

◆試合経過

1回

右構えのオーソドックス同士の対戦。開始から岩田が左ジャブを出してプレッシャーをかける。無敗のノリエガはガードをかためて距離を取る。1分すぎに岩田の左ジャブ2連発がヒット。ノリエガは左右フックを単発で振ってくるが空を切る。後半にノリエガの左フック、左アッパーのコンビネーションがクリーンヒットで決まる。

【日刊採点】ノリエガ10-9

岩田翔吉対ハイロ・ノリエガ 1回、ノリエガ(右)の顔面を捉える岩田(撮影・横山健太)
岩田翔吉対ハイロ・ノリエガ 1回、ノリエガ(右)の顔面を捉える岩田(撮影・横山健太)

2回

ノリエガが開始ゴングと同時に左フックをたたきつける。岩田も右ボディーストレートをお返し。岩田は再び左ジャブをコツコツとたたきつける。中盤に岩田の右アッパーが決まる。その後も岩田が左ジャブでプレッシャーをかける。2分すぎにノリエガの大きな右フックが岩田の顔面をとらえる。残り20秒、岩田の右ボディーアッパーが決まり、ノリエガの動きが止まる。

【日刊採点】岩田10-9

3回

開始から岩田が左ジャブを突いていく。ノリエガはパンチが出ない。50秒すぎに岩田がノリエガをロープにつめて左ボディーアッパーを決める。中盤のノリエガの左フック2連発は岩田がしっかりガード。2分すぎからノリエガが前に出て連打をしかけてくる。残り30秒、岩田の右アッパーがカウンターで決まり、ノリエガがダウン。立ち上がったノリエガに岩田がラッシュ。終了ゴングと同時に岩田の左フックがノリエガの顔面に決まり、ノリエガがダウン。レフェリーがそのまま試合を止めた。岩田が3回TKO勝利で初の世界王座獲得。

3回、ノリエガから2度目のダウンを奪い、笑顔で駆け出す岩田(撮影・鈴木みどり)
3回、ノリエガから2度目のダウンを奪い、笑顔で駆け出す岩田(撮影・鈴木みどり)
3回、岩田(後方)はノリエガにパンチを打ち込みダウンを奪う(撮影・滝沢徹郎)
3回、岩田(後方)はノリエガにパンチを打ち込みダウンを奪う(撮影・滝沢徹郎)
3回、岩田(右)はノリエガにKO勝ちする(撮影・滝沢徹郎)
3回、岩田(右)はノリエガにKO勝ちする(撮影・滝沢徹郎)
岩田翔吉対ハイロ・ノリエガ 3回、KO勝ちでチャンピオンベルトを肩にかけ写真に納まる岩田(中央)(撮影・横山健太)
岩田翔吉対ハイロ・ノリエガ 3回、KO勝ちでチャンピオンベルトを肩にかけ写真に納まる岩田(中央)(撮影・横山健太)

ユーリ阿久井政悟12回判定チャルンパック

入場するユーリ阿久井(撮影・滝沢徹郎)
入場するユーリ阿久井(撮影・滝沢徹郎)

◆試合経過

1回

阿久井が右ボディーブローで先制打。序盤から阿久井がガードをかためてジワジワと前進。中盤にタナンチャイが左ジャブを2連発。2分すぎにタナンチャイのパンチに合わせて阿久井がボディーブローを合わせる。終盤は阿久井が連打からボディーブローを決める。

【日刊採点】阿久井10-9

1回、ユーリ阿久井(右)はチャルンパックにパンチを打ち込む(撮影・滝沢徹郎)
1回、ユーリ阿久井(右)はチャルンパックにパンチを打ち込む(撮影・滝沢徹郎)

2回

開始から阿久井が左ジャブを突いてプレッシャーをかける。1分すぎにタナンチャイが左右ボディーブローを返すが、阿久井はかまわず前進して反撃の連打。1分半すぎに阿久井の左フックがタナンチャイの顔面をとらえる。2分すぎに阿久井が一気にしかけて、左フックでタナンチャイをロープに吹っ飛ばす。終盤も阿久井が左ジャブでペースを掌握。

【日刊採点】阿久井10-9

3回

開始から阿久井が左ジャブからのワンツーで攻め立てる。30秒すぎにタナンチャイの右ストレートが阿久井の顔面をとらえるが、阿久井はかまわず前へ。1分すぎに阿久井の左フックでタナンチャイがよろける。1分40秒すぎに阿久井の右が顔面にクリーンヒット。タナンチャイも時折強い右強打を繰り出すが、阿久井はしっかりとガード。終始、阿久井のペース。

【日刊採点】阿久井10-9

4回

相変わらず阿久井が左ジャブを突いて前にプレッシャーをかけ続ける。タナンチャイは足を使ってサークリング。40秒すぎにロープ際の打ち合いは互角。タナンチャイはロープを背負いながら右をカウンターで狙う。1分半すぎに阿久井の右ストレートでタナンチャイのアゴがはね上がる。終盤にタナンチャイもボディーを打ち返す。

【日刊採点】阿久井10-9

5回

開始直後にタナンチャイが左右強打を繰り出す。阿久井はボディーブローでお返し。中盤は再び阿久井が左ジャブを突いて前へ。ただタナンチャイも打ち返す。2分すぎに阿久井の右フックから左ボディーが決まる。タナンチャイはロープを背負うが果敢に打ち返す。阿久井はかまず前進してパンチを打ち込む。

【日刊採点】阿久井10-9

6回

30秒すぎに阿久井のワンツーでタナンチャイがのけぞる。タナンチャイも打ち返すが阿久井はびくともしない。1分すぎに阿久井の左ボディーブローでタナンチャイがロープに後退。中盤も阿久井が的確な左ジャブでペースにぎり続ける。2分すぎから阿久井の左ジャブがさらにさえる。タナンチャイのパンチは的中率が悪い。

【日刊採点】阿久井10-9

6回、チャルンパック(左)の顔面にパンチを見舞うユーリ阿久井(撮影・鈴木みどり)
6回、チャルンパック(左)の顔面にパンチを見舞うユーリ阿久井(撮影・鈴木みどり)

7回

15秒すぎにタナンチャイのコーナーに巻かれた水を拭くためしばし中断。再開後にタナンチャイの右が決まったが、阿久井はかまわず前進して連打をたたきつける。1分すぎに両者からだをつけて打ち合う。1分半すぎにタナンチャイがボディー連打から右アッパーを決める。2分すぎに阿久井のボディーブローがヒット。終盤は左ジャブの突き合いで阿久井が上回る。

【日刊採点】タナンチャイ10-9

8回

開始早々、阿久井の左ストレートがヒット。タナンチャイもパンチを返して打ち合いになるが、阿久井が打ち勝つ。50秒すぎから再び阿久井の左ジャブがコツコツと当たりはじめ、タナンチャイのアゴが上がる。中盤に阿久井の左フックがアゴをとらえる。2分すぎにタナンチャイの左右フックが浅く決まる。残り30秒の打ち合いは馬力で阿久井が勝る。

【日刊採点】阿久井10-9

8回、ユーリ阿久井(後方)はチャルンパックのパンチを食らう(撮影・滝沢徹郎)
8回、ユーリ阿久井(後方)はチャルンパックのパンチを食らう(撮影・滝沢徹郎)

9回

開始から阿久井の左ジャブがタナンチャイの顔を何度もはね上げる。50秒すぎに阿久井の左フックがクリーンヒット。タナンチャイもしぶとくボディー連打を返す。残り1分、タナンチャイが左ボディーブローをヒットさせるが、阿久井も左フック、右ストレートを再三ヒット。終了ゴングと同時にタナンチャイがガッツポーズ。

【日刊採点】阿久井10-9

10回

開始から阿久井が左ジャブをついて前へ。タナンチャイの反撃もおかまいなく積極的に攻める。1分すぎにタナンチャイも連打をまとめるが、クリーンヒットはない。中盤からタナンチャイは徹底して阿久井のボディーを攻撃。少し効いたのか阿久井は手が止まり、後退する。終盤に今度は阿久井がボディーブローで反撃。

【日刊採点】タナンチャイ10-9

11回

開始ゴングと同時にタナンチャイが右拳を振り上げてアピール。阿久井はかまわず左ジャブを突いて前へ。40秒すぎの打ち合いはほぼ互角。中盤は阿久井のボディーブローが有効。タナンチャイは足を使って距離をとる。2分すぎにタナンチャイが左ジャブからボディーブローをたたきつけるが、阿久井が連打を顔面に決めてロープにとばす。

【日刊採点】阿久井10-9

12回

タナンチャイは再びボディーブローを狙うも、阿久井はかまわず左ジャブを突いて前進。50秒すぎに阿久井が連打から左フックを決めると、タランチャイはロープに後退。中盤以降も相変わらず阿久井は左ジャブから攻撃を組み立てペースを掌握。残り50秒、阿久井の右がタナンチャイのアゴをえぐる。阿久井は最後まで攻撃の手を緩めずに試合終了のゴング。

【日刊採点】阿久井10-9

判定でチャルンパック(右)に勝利し防衛に成功したユーリ阿久井(撮影・滝沢徹郎)
判定でチャルンパック(右)に勝利し防衛に成功したユーリ阿久井(撮影・滝沢徹郎)
ユーリ阿久井政悟対タナンチャイ・チャルンパック 判定勝ちでインタビューを受けるユーリ阿久井(中央)はリング上の娘の姿に表情が和らぐ(撮影・横山健太)
ユーリ阿久井政悟対タナンチャイ・チャルンパック 判定勝ちでインタビューを受けるユーリ阿久井(中央)はリング上の娘の姿に表情が和らぐ(撮影・横山健太)
防衛に成功したユーリ阿久井(右)を迎える妻の夢さん(撮影・滝沢徹郎)
防衛に成功したユーリ阿久井(右)を迎える妻の夢さん(撮影・滝沢徹郎)

寺地拳四朗11回TKOクリストファー・ロサレス

リングに上がった寺地(左)。右はアルバレス(撮影・滝沢徹郎)
リングに上がった寺地(左)。右はアルバレス(撮影・滝沢徹郎)

◆試合経過

1回

右構えのオーソドックス同士の対戦。寺地が開始から左ジャブを突いてジワジワと前に出る。ロサレスはガードをかためて様子を見る。40秒すぎに寺地の左ストレートがボディーに決まる。身長で4㌢上回るロサレスに寺地の左ジャブがよく決まる。2分すぎに寺地の右ボディーブローが決まる。ラウンドを通じて寺地のジャブとボディーブローが有効。

【日刊採点】寺地10-9

1回、寺地(左)はロサレスにパンチを打ち込む(撮影・滝沢徹郎)
1回、寺地(左)はロサレスにパンチを打ち込む(撮影・滝沢徹郎)

2回

寺地の左ジャブから右ボディーブローが先制打。ロサレスも左ジャブを出しはじめる。ロサレスがジワジワと前に出て左右パンチを繰り出す。50秒すぎに寺地の左ジャブがロサレスの顔をはね上げる。中盤の寺地のワンツーはガードの上。1分50秒すぎに寺地の右ストレートがカウンターで決まり、ロサレスが腰を落として後退。残り30秒、ロサレスもワンツーを返すが、寺地も右ボディーブローを突き刺す。

【日刊採点】寺地10-9

2回、ロサレス(右)にボディを見舞う寺地(撮影・鈴木みどり)
2回、ロサレス(右)にボディを見舞う寺地(撮影・鈴木みどり)

3回

寺地が左ジャブを突き上げる。40秒すぎにロサレスの左フックが決まる。1分すぎに寺地の右がロサレスの顔を痛打。さらに左ジャブから右ボディーブローも決まる。1分50秒すぎに寺地の右ストレートがカウンターで決まり、ロサレスが腰を落とす。寺地はロープにつめてラッシュも深追いせず。

【日刊採点】寺地10-9

4回

ロサレスは鼻血が流れる。開始早々、寺地が足を滑らせてスリップダウン。再開後、寺地がジャブをついて前に出る。ロサレスは距離をとって守りに回る。中盤に寺地の左ボディーブローが決まる。ロサレスはロープを背負って防戦に徹する。寺地は狙いすぎか少し手数が減る。ロサレスはサウスポースタイルにかえる。終盤に寺地はロサレスの左フックを不用意に浴びて後退する。

【日刊採点】寺地10-9

4回、寺地(左)はロサレスにパンチを打ち込む(撮影・滝沢徹郎)
4回、寺地(左)はロサレスにパンチを打ち込む(撮影・滝沢徹郎)

5回

寺地が再び左ジャブを突いて慎重に攻める。ロサレスは寺地の左ジャブ対策でサウスポーにスイッチしてカウンターを狙う。1分半すぎにロサレスの左フックが決まるが、寺地も右ストレートをお返し。寺地はサウスポーになったロサレスを攻めあぐねたのか終盤は手数が減る。

【日刊採点】寺地10-9

6回

ロサレスは開始からサウスポーで構えて、右ジャブをさかんに繰り出す。1分すぎ、寺地が左ジャブを突いてロサレスをロープに詰めて左右強打を上下にたたきつける。再び右構えに戻したロサレスが攻めてくる。寺地はジャブとフットワークでかわす。残り20秒、寺地の右強打がヒット。

【日刊採点】寺地10-9

寺地拳四朗対クリストファー・ロサレス 6回、パンチを打ち込む寺地(左)(撮影・横山健太)
寺地拳四朗対クリストファー・ロサレス 6回、パンチを打ち込む寺地(左)(撮影・横山健太)

7回

開始からロサレスが前に出てアッパーを突き上げる。1分すぎに寺地の右2連発でロサレスがロープに後退。中盤もロサレスは前に出てパンチを繰り出すがクリーンヒットしない。終盤は寺地が果敢に前にテテパンチを出すが、ロサレスは足を使って逃げ回る。

【日刊採点】寺地10-9

7回、寺地(右)はロサレスにパンチを打ち込む(撮影・滝沢徹郎)
7回、寺地(右)はロサレスにパンチを打ち込む(撮影・滝沢徹郎)

8回

寺地が左ジャブ、ロサレスも左右パンチを繰り出す。40秒すぎに寺地の左ボディーブローが決まる。中盤は寺地の的確な左ジャブが決まり、ロサレスはロープを背負う。2分すぎに寺地の大きな右フックが決まり、ロサレスが後退。ロサレスの鼻血が激しくなる。

【日刊採点】寺地10-9

9回

寺地が左ジャブを突いて前に出る。ロサレスもロングレンジから左ジャブを突く。中盤に寺地のワンツーがヒット。2分すぐに接近戦からロサレスの左右フックが決まる。終盤はロサレスが果敢にパンチを出して前に出る。

【日刊採点】ロサレス10-9

10回

開始から寺地がジャブ、ワンツーで前に出る。ロサレスも右ストレートを打ち返す。1分すぎに寺地がガードの上から連打をたたきつける。中盤にロサレスのアッパーが決まる。ロサレスが逆転を狙って前へ出ながら左右パンチを振るう。2分すぎから寺地も右強打を決めて反撃。

【日刊採点】ロサレス10-9

11回

開始ゴング直後にレフェリーが試合を中断してドクターがロサレスの鼻血の状態をチェック。そのままドクターストップがかかり、レフェリーが試合を止める。11回TKOで寺地が2階級制覇。

11回、ロサレス(手前)の状態を見て試合を止めるレフェリー(撮影・鈴木みどり)
11回、ロサレス(手前)の状態を見て試合を止めるレフェリー(撮影・鈴木みどり)
ロサレスにTKO勝ちし新チャンピオンとなった寺地は勝ち名乗りを受ける(撮影・滝沢徹郎)
ロサレスにTKO勝ちし新チャンピオンとなった寺地は勝ち名乗りを受ける(撮影・滝沢徹郎)
11回、ロサレスにTKO勝ちした寺地はセコンドに肩車される(撮影・滝沢徹郎)
11回、ロサレスにTKO勝ちした寺地はセコンドに肩車される(撮影・滝沢徹郎)

【イラスト】WBAバンタム級比較表
【イラスト】WBAバンタム級比較表
【イラスト】日本男子の世界王者
【イラスト】日本男子の世界王者