<ボクシング:WBA、WBC世界フライ級王座統一戦12回戦>◇13日◇東京・両国国技館
ユーリ阿久井政悟(29=倉敷守安)が最後に力尽きた。
開始直後から積極的に攻め抜いた。だが最終12回にレフェリーストップ負け。口周辺を切り、縫合するために試合後は病院へ直行した。言葉はなかったが引き揚げる際の健闘をたたえる拍手は大きかった。
世界戦のキャリアで圧倒的に上回る寺地有利が戦前の評価だった。ユーリ阿久井は燃えた。前日計量後に「ただでは終わらんと思ってます。やることはやった。食ってやろうという気持ちです」。6月末に夢夫人が第3子を出産予定。「生まれる時にチャンピオンでいたい」と燃えたが、勝負は非情だった。