WBC王者の寺地拳四朗(33=BMB)が、WBA王者ユーリ阿久井政悟(29=倉敷守安)との「日本人対決」を12回TKO勝利で制し、ライトフライ級に続く2団体のベルト統一を果たした。

元IBF世界ミニマム級、同WBAライトフライ級王者の京口紘人(31=ワタナベ)は、WBO世界フライ級王者のアンソニー・オラスクアガ(26=米国/帝拳)に敗れ、3階級制覇に失敗した。

またWBO世界ライトフライ級王者岩田翔吉(26=帝拳)が初防衛に失敗した。同級2位で元暫定王者のレネ・サンティアゴ(32=プエルトリコ)の挑戦を受けたものの、0-3の判定負けを喫した。


日本男子の世界王者

【イラスト】日本男子の世界王者
【イラスト】日本男子の世界王者

世界フライ級王座統一戦


寺地拳四朗TKO
12回
ユーリ阿久井政悟


1回

ユーリは開始から積極的に左ジャブ、右ストレートを決める。手数も多い。寺地は様子見の展開。時おりジャブを出した。

<日刊採点 ユーリ10-9寺地>

1回、ユーリ阿久井(右)は寺地にパンチを打ち込む(撮影・滝沢徹郎)
1回、ユーリ阿久井(右)は寺地にパンチを打ち込む(撮影・滝沢徹郎)

2回

寺地が前に出始めて手数も増える。ユーリは変わらず積極的に左右のパンチ出す。打ち合いの場面も。

<日刊採点 寺地10-9ユーリ>

2回、寺地(後方)はユーリ阿久井にパンチを打ち込む(撮影・滝沢徹郎)
2回、寺地(後方)はユーリ阿久井にパンチを打ち込む(撮影・滝沢徹郎)

3回

前半はユーリが右からの連打を決める。寺地も下がらず、後半にボディー攻撃から活路見出す。

<日刊採点 ユーリ10-9寺地>


4回

寺地がコンパクトなパンチを決める。左ボディー、右のショートアッパー、ワンツーなど多彩な攻撃。ユーリは右ストレートから連打で対抗。

<日刊採点 寺地10-9ユーリ>


5回

寺地が右ストレートを決めると、ユーリも右で反撃。ユーリがボディー攻撃に出ると、寺地もボディー攻撃で対抗。互いに譲らない展開。

<日刊採点 寺地10-9ユーリ>

5回、ユーリ阿久井(右)は寺地にパンチを打ち込む(撮影・滝沢徹郎)
5回、ユーリ阿久井(右)は寺地にパンチを打ち込む(撮影・滝沢徹郎)


6回

ユーリがプレッシャーを掛けながら連打を繰り出す。寺地も負けずに頭をつけて打ち合う。両者譲らない展開が続いた。

<日刊採点 ユーリ10-9寺地>

6回、左アッパーを打ち込むユーリ阿久井(左)(撮影・垰建太)
6回、左アッパーを打ち込むユーリ阿久井(左)(撮影・垰建太)

7回

両者とも開始から足を止めて打ち合う。終盤寺地が左右の連打を決めるも、すぐさまユーリも連打を返した

<日刊採点 寺地10-9ユーリ>


8回

開始から打ち合いの展開。ユーリが左右の連打を決めると、寺地も連打で対抗した。互いに1歩も譲らない。

<日刊採点 ユーリ10-9寺地>

8回、寺地(左)はユーリ阿久井にパンチを打ち込む(撮影・滝沢徹郎)
8回、寺地(左)はユーリ阿久井にパンチを打ち込む(撮影・滝沢徹郎)

9回

寺地が左ジャブを決めながら主導権を取ろうとした。ユーリも負けずに左右の連打を決めた。

<日刊採点 寺地10-9ユーリ>


10回

寺地の左ジャブのせいか、ユーリの右目付近が腫れる。それでもユーリはひるまず前進し、打ち合いを続ける。両者まったく譲らない。

<日刊採点 寺地10-9ユーリ>


11回

ユーリが右ストレートを決め、何度も寺地の顔をはねあげる。寺地も右ストレート、右ショートアッパーで対抗した。

<日刊採点 ユーリ10-9寺地>


12回

寺地がラッシュを仕掛ける。コーナーに追い込む。ユーリの足は止まり、クリンチ。その後も寺地は連打を続ける。レフェリーが試合を止める。寺地のTKO勝利。統一王者に。

12回、阿久井(左)を激しく攻める寺地(撮影・河田真司)
12回、阿久井(左)を激しく攻める寺地(撮影・河田真司)
12回、レフェリーが止めに入りTKO勝ちとなる寺地(左)(撮影・垰建太)
12回、レフェリーが止めに入りTKO勝ちとなる寺地(左)(撮影・垰建太)
12回、寺地(手前)はユーリ阿久井にTKO勝ちする(撮影・滝沢徹郎)
12回、寺地(手前)はユーリ阿久井にTKO勝ちする(撮影・滝沢徹郎)
試合に敗れ悔し涙を流すユーリ阿久井(中央)(撮影・滝沢徹郎)
試合に敗れ悔し涙を流すユーリ阿久井(中央)(撮影・滝沢徹郎)
阿久井にTKO勝利し、WBC、WBAのベルトを肩にかけながら引き揚げる寺地(撮影・河田真司)
阿久井にTKO勝利し、WBC、WBAのベルトを肩にかけながら引き揚げる寺地(撮影・河田真司)

寺地拳四朗「どっちが心折れるかの勝負」最終12回ラッシュで2階級目の2団体統一

ユーリ阿久井政悟、最終12回力尽きる 序盤から攻めるも寺地の猛反撃に痛恨TKO



WBA、WBCフライ級比較表

【イラスト】WBA、WBCフライ級比較表
【イラスト】WBA、WBCフライ級比較表

関連記事



WBO世界フライ級王座決定戦


オラスクアガ3-0
判定
京口紘人


WBOフライ級比較表

【イラスト】WBOフライ級比較表
【イラスト】WBOフライ級比較表

1回、パンチを打ち込む京口(右)(撮影・垰建太)
1回、パンチを打ち込む京口(右)(撮影・垰建太)
2回、ボディを打ち込む京口(左)(撮影・垰建太)
2回、ボディを打ち込む京口(左)(撮影・垰建太)
4回、京口(左)はオラスクアガにパンチを打ち込む(撮影・滝沢徹郎)
4回、京口(左)はオラスクアガにパンチを打ち込む(撮影・滝沢徹郎)
5回、オラスクアガ(左)は京口にパンチを打ち込む(撮影・滝沢徹郎)
5回、オラスクアガ(左)は京口にパンチを打ち込む(撮影・滝沢徹郎)
11回、京口はダウンを取られる(撮影・滝沢徹郎)
11回、京口はダウンを取られる(撮影・滝沢徹郎)
12回を終え健闘をたたえ合うオラスクアガ(右)と京口(撮影・垰建太)
12回を終え健闘をたたえ合うオラスクアガ(右)と京口(撮影・垰建太)

京口紘人0-3判定負けで3階級制覇ならず、11回にスリップ気味のダウンとられる不運も

京口紘人3階級制覇失敗もすがすがしい表情「ボクシングは本当に素晴らしい」去就保留/一問一答


関連記事



「ボクシングにふさわしい」ラウンドガール4人が紺ワンピ姿で世界戦リング彩る

リングを彩るラウンドガール(撮影・河田真司)
リングを彩るラウンドガール(撮影・河田真司)
リングを彩るラウンドガール(撮影・河田真司)
リングを彩るラウンドガール(撮影・河田真司)
試合を見つめる香川照之(撮影・河田真司)
試合を見つめる香川照之(撮影・河田真司)
試合を観戦する比嘉(撮影・河田真司)
試合を観戦する比嘉(撮影・河田真司)
オラスクアガと入場した中谷(左)(撮影・滝沢徹郎)
オラスクアガと入場した中谷(左)(撮影・滝沢徹郎)

WBO世界ライトフライ級王座決定戦


岩田翔吉0-3
判定
サンティアゴ

3回、レネ・サンティアゴ(右)の攻めに耐える岩田(撮影・河田真司)
3回、レネ・サンティアゴ(右)の攻めに耐える岩田(撮影・河田真司)
4回、岩田(左)はサンティアゴのボディーにパンチを打ち込む(撮影・滝沢徹郎)
4回、岩田(左)はサンティアゴのボディーにパンチを打ち込む(撮影・滝沢徹郎)
7回、岩田(左)はサンティアゴにパンチを打ち込む(撮影・滝沢徹郎)
7回、岩田(左)はサンティアゴにパンチを打ち込む(撮影・滝沢徹郎)
9回、レネ・サンティアゴ(右)を攻める岩田(撮影・河田真司)
9回、レネ・サンティアゴ(右)を攻める岩田(撮影・河田真司)
9回、レネ・サンティアゴ(右)を攻める岩田(撮影・河田真司)
9回、レネ・サンティアゴ(右)を攻める岩田(撮影・河田真司)

岩田翔吉が初防衛に失敗、元暫定王者サンティアゴに敗れ王座陥落 矢吹正道との統一戦の道は消滅

岩田翔吉撃破のサンティアゴ、レフェリー判定結果間違いに「何が起こったのかと」

初防衛失敗の岩田翔吉「これで勝てるのかと…」サンティアゴに敗戦し落胆の色隠せず/一問一答


WBOライトフライ級比較表

【イラスト】岩田対サンディエゴ ライトフライ級比較表
【イラスト】岩田対サンディエゴ ライトフライ級比較表



関連記事