不審火は消せても、綱とりへの燃えたぎる心の炎は消せません-。
大相撲春場所(13日初日、エディオンアリーナ大阪)で、初めての綱取りに挑む大関琴奨菊(32=佐渡ケ嶽)が6日午後、部屋が宿舎を構える大阪・松原市の松原市役所で防火運動のイベントに参加した。
「大変だ! 火事だ! ノコッタ! ノコッタ! 残った火種を水消火器で早消し対決!!」と題した消火作業をソツなくこなし、ご満悦の様子。部屋のちゃんこ場では若い衆に常日頃から、火の元を離れないこと、使用後はガスの元栓をしっかり締めるよう心がけることを、言い聞かせているという。
満点の「臨時消防署長ぶり」を見せた琴奨菊だが、消せないものがあるようで…。綱とりがかかる本場所だが「春場所に向けて、しっかり心の中で(闘争心を)燃やし続けて一生懸命、頑張ります」と最後にあいさつ。「でも皆さんは身の回りの火の元、防火につなげてください」と締めた。
前日は実家のある福岡・柳川市で初場所優勝の船上パレード後、深夜に大阪へ戻った。この日は朝稽古後、防火運動イベント前には、宿舎で地元ファンに向けたサイン会を行うなど、相変わらず多忙を極める。それでも「疲れは寝て起きたら取れている。(スケジュールは)自分が好きなことをやっている、と思ってやっているから疲れない。対策もしているから大丈夫」と、気丈に話した。