<大相撲名古屋場所>◇6日目◇15日◇愛知県体育館
綱とりに挑む大関稀勢の里(30=田子ノ浦)が、かろうじて白星を拾った。
西前頭3枚目の妙義龍(29=境川)に押し込まれて、土俵際まで下がった。万事休す-そう思われた瞬間に、左からの突き落としが出た。相手の体が落ちるのと、土俵を割るのは微妙な差。軍配は妙義龍に上がり、物言いがついた。そして、協議の結果は行司軍配差し違え。何とか連敗を免れた。連敗しなかったことが大きいかと問われると「うん」と大きくうなずいた。
ここで連敗すれば、綱とりは絶望に近い状況に追い込まれるところだった。連敗してはいけないと追い込まれ、硬さが目立った一番だが、ツキはまだある。それだけに、ここから立て直さないといけない。
「こういう勝ちを生かしてまた明日、しっかり行きたい」。自分自身に言い聞かせた。