こっちがお先に、居反(いぞ)っちゃうかも…。来年3月の大相撲春場所で初土俵を踏む、専大相撲部4年の福山聖和(せな、21=鹿児島商高出身)が13日、川崎市多摩区内にある専大生田校舎で、入門する藤島部屋の師匠で専大の先輩にあたる藤島親方(44=元大関武双山)、専大相撲部の蒲田重勝監督が同席する中、入門会見に臨んだ。
身長172センチ、体重100キロの小兵で、今年の全国学生体重別選手権では100キロ未満級で3位に入っている。相撲どころで知られる鹿児島・奄美大島出身で2歳から相撲を始めたという。そんな小兵の福山が「高校時代は1大会で1回はやっていた」という技が、十両の宇良(24=木瀬)が大学時代まで繰り出していた珍手の居反り。さすがに「大学時代は1年に1、2回。最近出したのは去年のリーグ戦で、今年は1回もやっていない」と減っているという。
ただ、そこは体が覚えているはず。「入門してからは基本は押してからの投げ。体重も120キロぐらいは欲しい」と出足に磨きをかけつつ「狙ってはいないけど(居反りは)珍しい技。たまには、みせる技も出せたら」と話す。宇良より早く大相撲の土俵で、珍手が見られるかもしれない。
目標の力士は「同じ地元(奄美大島)の先輩で、相手の中に入る相撲を得意としている」という十両の里山(35=尾上)。また「親方のような馬力のある相撲を取りたい。目標は横綱です」と頼もしい。ちなみに名前の「せな」の由来は、レース中の事故で1994年5月に死去したブラジル人のF1レーサー、アイルトン・セナ(享年34)にちなんで父義久さんが名付けたという。