横綱鶴竜(32=井筒)が9日、大相撲夏場所(13日初日、東京・両国国技館)に向けて、充実の稽古で汗を流した。
この日は同じ都内墨田区両国にある時津風部屋で出稽古。ともに平幕の正代と5番、豊山と8番、十両の東龍と4番の計17番取って危なげない、攻めきった相撲で全勝した。
薬指など右手指の負傷は完全に治りきっていない。ならばと、前まわしは右でなく左を引いて寄ったり、まわしにこだわらず突き放しで相手の上体を起こし攻めきるなど、工夫を凝らした内容だった。
「まわしを取らなくても相撲を取れるようににね」と突き放しの相撲を分析し、左で前まわしをさぐるのも「ここ2日ぐらいで(試している)。あとは自分の動きを確認するだけ」と準備万端の様子。10日も出稽古するが「(この日で出稽古は)終わってもいいぐらいだけど、最終確認ということで」と最終調整の詰めも怠らない。