逸ノ城見違えたド迫力稽古「前に前に」で白鵬も圧倒

時津風部屋で出稽古した逸ノ城

 関脇に返り咲いた逸ノ城(25=湊)が、破壊力満点の稽古で汗を流した。

 9日は東京・墨田区の時津風部屋へ出稽古。関取衆の申し合いに途中から加わったが、正代、錦木、豊山、青狼を相手に破竹の16連勝。200キロ超の巨漢をガップリ四つの体勢で生かし、小手投げの1番以外は全て前に圧力をかけて攻めきった。

 さらに同じく出稽古に来た白鵬に、稽古相手に指名されたが、これまで稽古では全く歯が立たなかった横綱に3連勝。その後も負け、勝ち、負けと6番取って4勝2敗と勝ち越した。ここ数日、やはり時津風部屋に出稽古に来ている横綱鶴竜からハッパをかけられた効果か、少し不利な体勢になっただけで簡単に勝負をあきらめる、従来の姿はなし。部屋へ戻る車に足早に引き揚げたため「前に前にと思って。頑張ります。(白鵬との相撲は)稽古だったんで」と手短なコメントしか発しなかったが、表情からは充実感が見て取れた。